Branchユーザーさんからの「不登校」や「行き渋り」に関する質問を、本田秀夫先生(信州大学医学部 子どものこころの発達医学教室 教授)にお尋ねしました。
その一部を紹介していきます。
「学校行きたくない」の言葉は子どもにとっては問題の始まりではなく最終段階【信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授本田秀夫先生】
保護者からの質問「偏食で困っています」
学校に行っていた時も給食が苦手で困っていましたが、完全不登校な現在、食べ物がかたよりすぎてて心配です。
炭水化物系は好きなので、そこになんとかいろんな栄養素を混ぜて食べてもらおうとしています。なにか工夫などあれば教えて欲しいです。
本田秀夫先生の回答
この工夫で十分。偏食は下手に治そうとしない。
この工夫で十分じゃないでしょうか。
とても頑張っておられるのでこれで良いと思います。
偏食は下手に治そうとしないとていうのが、古来、脈々と知的障害・、発達障害の領域で
言われていることです。
だから、本人が食べられるものを中心に、とにかく栄養失調にさえならなければいい、という考え方でいいと思います。
基本的には三大栄養素をある程度バランスよく摂るということと、その中にビタミンやミネラルをある程度入れておく、ということで十分だと思うので、炭水化物系が好きなんだとすると、おそらくタンパク質が必要になると思うのでタンパク質を何らかの形で確保して、あとはビタミンなどを何らかの形で混ぜれば良いと思います。
正直、野菜はそこまで必要ない
医者らしからぬ暴論を吐きますけど、野菜はそこまで必要ないですから。
よく食物繊維が必要と言いますが、多少便秘になったりはしますけど、野菜をもし本人が食べるのであればその炭水化物の中にあまり目立たない形で潜ませて食べさせればいいわけです。
サラダは正直なくたって大丈夫です。
僕はサラダ嫌いではないですが、サラダを食べることに意義を感じていないので
ほとんど食べないですけど、別に病気もしません。
特にコロナになってマスクするようになってから、風邪もひかなくなったから、
この2年間、一切病気らしい病気をしていません。
大丈夫ですよ。
ただ野菜に関しては、僕は温野菜は好きなので煮物とかは食べます。
それで十分ですよ。
いかがでしたでしょうか?
無理に偏食を治そうとしなくて良い、というお言葉は保護者の方からすると気持ちが楽になりますね。
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