【Branch公式LINE】特典プレゼント中友だち追加

小学生が「学校に行きたくない」理由と親の対応を、体験談を交えて解説。

こんにちは。不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branchコミュニティです。

小学生のお子さんが「学校に行きたくない」と言い出すと、親としては心配になりますよね。ここでは、その理由や対処法をわかりやすくご紹介します。

お子さんの気持ちに寄り添い、保護者さんができることを一緒に考えていきましょう。

ぜひ、最後までご覧ください。

メンターや友だちと、安心して「好き」を楽しめる、学校外の居場所。

Branchは、信頼できる大人のメンターと、学校外の友だちと、安心してつながれるオンラインの居場所です。

不登校や発達障害の子どもたちが「好きなこと」を通じて自信がつき、社会とつながることを目指しています。

今ならメンター2回と詳細なレポートが無料 &
\   3/31までの申込みで割引!   /

目次

「学校に行きたくない」と子どもが言い出す理由

小学生のお子さんが「学校行きたくない」と口にする背景には、さまざまな要因が隠れています。

ここでは主な理由を四つに分けてご紹介します。

いじめ・友人関係のトラブル

クラスメイトからのいじめや気まずい友人トラブルは、不安や怖さを強く感じさせます。
嫌がらせや仲間外れが続くと、学校に行くこと自体がつらくなり、行きたくなくなる原因になりやすいです。
友達との小さなすれ違いやもめごとが、大きなストレスになることもあります。

先生との相性が合わない

先生との相性が悪いと、授業や教室での時間がとてもストレスになることがあります。
子どもが萎縮して、自分の意見を言いにくい環境だと学校が苦手になり、行きたくなくなる場合も多いです。
細かく注意されたり指導されたりが続くと、学校全体が苦手に感じてしまうこともよくあります。

▼参考記事
「先生が怖くて学校行きたくない」と言われた時にどうしたか?保護者事例集

勉強についていけない

授業の進み方が速すぎて内容が理解できないと、教室で居心地が悪くなる子は多いです。
苦手意識が強くなるほど自信をなくし、学校に行くこと自体を避けたくなる気持ちにつながります。
宿題の量やテストの点数が重荷になり、他の子との比較でストレスを感じることもあります。

発達障害が困りごとの原因かも?

発達障害の特性で集団生活がしんどく感じられる場合もあります。
みんなと同じペースで動くのが疲れやすかったり、教室の音や光が苦手だったりして学校に行きづらくなることも多いです。
また、友達とのコミュニケーションがうまくいかず、不安や寂しさを感じることもよくあります。

▼参考記事
発達障害の子どもが不登校になったら?対応、過ごし方、関連性を解説

「学校に行きたくない」理由が分からない場合

学校に行きたくないのは分かるけれど、その理由が子どもと話してみても分からないという保護者の方は多いと思います。

お子さんが理由をうまく言葉にできないことはたくさんあります。
そして、低学年と高学年では、状況や心の中の気持ちが違ってきます。

小学校低学年の場合

お子さんの年次が低い場合は、そもそもの発達段階として

気持ちや理由の言語化がまだ難しい

という場合が多いです。

この場合、無理に問い詰めるのではなく、言語以外のお子さんのシグナルに注目することが大切です。

「お腹が痛い」「服が着られない」「夜眠れない」などの身体症状が先に出ている場合があります。

こういったときは原因を追求しようにも、言葉にするのが難しいので、まずはお子さんの体や表情を見て休ませてあげましょう。

小学校高学年以降の場合

小学校高学年以降の年次でも、理由がはっきりしない不登校・登校しぶりが起こることがあります。

言語化する力はあるけれど、言語化できない・したくない理由がある

という場合が多いです。

例えば、

・親に「なんとなく学校に行きたくない」と言ったら「それは甘えだ」と言われて「自分でもそうだと思い直して反省している」
→けどやっぱり行きたくない

・親や先生に「いじめとかあるわけじゃないけど、学校に行きたくない」と言ったら「先生が中学生の頃も同じようなことがあったけど、○○して頑張ったよ」と言われて「自分もそうやって頑張らないと」と思った
→けどやっぱり頑張れない

・学校に行くとモヤモヤする
→本当は人の輪に入っていくことが億劫だったり怖かったりするけれど、そう思うことは「学校の雰囲気的に良くない」と思ってしまっている

などです。

本当は助けを求めたいのに、周りに知られると気まずいと感じるなど、いろいろな気持ちが混ざり合った結果、言語化できるけど、ためらったり葛藤したりしている状態です。

また、高学年の子どもは思春期に入りかけていて、プライドが芽生えてくる時期でもあります。

そのため、自分の弱さを認めたくなくて、悩みを打ち明けたくないことも多いのです。

親のNG対応

小学生のお子さんが「学校に行きたくない」と言い出したときのNG対応を解説していきます。

無理やり学校に行かせること

小学生が「学校に行きたくない」と口にするまでには、すでに心の中でたくさんの葛藤を抱えていることが多いです。

最初のうちは、なんとか学校に行こうと頑張ったり、友達関係や授業に慣れようと努力したりします。

でも、ストレスが限界になってしまった状態で、初めて勇気を出して「行きたくない」と言うことが多いです。

しかし、いきなり言われた親としては、子どもがそこまで悩んでいることを分からなかったります。

特に小学生は、まだ自分の限界をはっきりと分かっていないまま周りに合わせようとするので、限界を超えた不安やストレスに気づきにくいです。

親としては、「学校に行きたくない」の一言が出た時点ですでに深刻な状況かもしれないと考えることが大切です。

登校渋りっていうのは子どもさんにとってはもう「学校に行きたくない」の最終段階なんです。

親御さんからすると問題の始まりに見えるけれど、これは子どもさんから見ると問題の最終段階で、「行かなくなった」というのは「“学校に行く自分”っていう人生を捨てた」という、もう最後の段階です。

そんな状態の子どもに対して、親が強制的に学校へ行かせようとすると、子どもは親のことを恐れてしまいます。

味方であると思っていた親がそのような態度をとると、安心できる居場所が家の中にも無くなってしまい、今よりも対人関係が怖くなってしまいます。

結果として、子どもがさらに心を閉ざし、親子間の話し合いや不登校に関するサポートを全く受け付けなくなることもあります。

そして、気持ちを受け止めてもらえない経験は、子どもにとって大きな傷になり、大人になってからの親子間の関係性にも、悪い影響を与える可能性があります。

無理やり理由を知ろうとすること

子どもが学校へ行きたくない理由を知ることは大事です。

簡単に「何が嫌なの?」と質問してみるくらいは大丈夫ですが、

すぐにこの現状を解決しないと!と気合いが入り、
なかなか理由を話さない子どもに対し、問いただすように聞き出すのはNGです。

子どもによっては、学校でした辛い思いを引きずっている可能性があり、親がそれを無理やり引き出そうとすると、その記憶がフラッシュバックして、さらにメンタルがダウンしてしまう可能性があります。

NG対応を避け、フラットにお子さんを認めましょう。

上記のNG対応を避けて、お子さんの「学校に行きたくない」を受け入れることが大事です。

もしお子さんが、学校に行きたくない理由が分からない場合、

  • 「学校を休むことは悪いこと」という意識を植え付ける
  • 「私だったらこうするよ」というアドバイスをもとに学校に行かせようとする
  • 「周りに合わせられない自分を許してはいけない」と思わせる

などをすると、

「行けない理由を子ども自身が見つける」という能力を奪うことになりかねません。

また、よくあるのが、「あなたの意思を尊重する」と口では言いつつも、

子どもの将来への焦りや不安から、無理やり学校へ行かせようとしたり、問いただすように学校に行きたくない理由を探ってしまうケース。

そうなる気持ちは確かにわかりますが、フラットに、その時のお子さんの様子、言動、表情を見て、お子さんのそのままを認めてあげることがまずは大事です。

体験談:親がやってはいけなかったと思うこと

Branchが不登校のお子さんへの対応についてアンケートを行いました。

Q.お子様が「学校行きたくない」等の発言をした際、するべきではなかったと思う対応を教えてください

回答の一部を紹介します。

上の子が不登校でしたが、親も初めてのことで、毎日説得して学校に向かわせようとしてました。

振り返れば、ただただ子どもを追い込み、苦しませる関わりでした。

自分も、かなり苦しかったです。理由を問い詰めたり、説得して登校を促すのは危険です。

体調不良を訴えていたが、保健室で様子をみてごらんと、自転車に乗せて保健室に置いてきたこと。

今は2回目の不登校ですが、1回目の行き渋りの時にいろいろ無理をさせて何とか学校に行かせようとしていた事で、どんどん体調は悪化し、回復までにとても時間がかかりました。

その後一度完全登校できましたが、中学に入って再び不登校になりました。

前回の対応をすごく後悔していたので、今回はすぐに休ませることにしました。

まだ行けてはいませんが、感覚的に、前回より半年ほど回復が早まっているように感じます。

傷ついている子どもの心に目を向けようとせずに、「こうあるべき」という親の価値観で学校に行かせ続けたこと。

付き添い登校もしていたが、癇癪を起こして荒れたり泣くことが増えるばかりで、親子ともに苦しんだ期間だった。

問題行動に見えていたものは、今振り返れば全部子どもからの必死のSOSだったと思う。

最初、むりにでも車で送っていってでも行かせようとした。

しかし腹痛をおこしたり、泣きわめいて車から降りない、などがおき、これはダメだ、逆効果で子供を追い詰めてしまうと思いやめた。

でも当時は親も、学校にいかないという決定を認める気持ちになれなかった。

学校はいかないといけない、と自分が育てられたから。

めちゃくちゃ怒った。休んだ日はSwitchをやらせない。行きたくない理由をめちゃくちゃ聞いた。

パパもお仕事がんばるから、息子もがんばれ!と言ったり、今日は下校が何時だから短いよ!という励まし。

楽しいこと1つ見つけてきてごらん、とかも。

▼こちらにも「やってはいけなかったこと」の体験談をまとめています。
不登校の子に、親がやって良かった対応、やるべきではなかった対応【体験談】

結果を見ると、多くの、というよりほぼ全ての回答が「学校に行かせようとしたこと」でした。

「学校行かせないと!」焦る気持ちが出るのは当然で、悪いことではありません。

しかし、その気持ちの通りに登校刺激をすると、お子さんの心の回復が遅れて、逆に家に閉じこもってしまうケースが一般的です。

親が取るべき対応

やはり、お子さんの「行きたくない」という気持ちを大切にしながら、回復や解決へ向けて一歩ずつ進む方法を探していきましょう。ここからは具体的な対応策を説明します。

まずは休ませましょう

まずはむりに登校させるのではなく、しっかり休ませることが大切です。
ゆっくりと朝を過ごさせたり、たっぷりと睡眠をとらせたりして、緊張や不安を少しでも和らげましょう。

一時的に学校を休むことで、家族との対話の時間を増やしたり、子どもが趣味や好きなことに夢中になれる余裕を持たせたりするほうが、結果として心の元気を取り戻す助けになる場合もあります。

子どもの話を聞いて、共感する

「学校に行きたくない」気持ちに寄り添い、その辛さや悲しみをじっくりと聞いてあげることは、安心感を与えるためにとても大切です。

小さな不安や疑問でも、声に出せる環境を作ることで、抱えているストレスを少しずつ減らすことができます。

また、「なんでそう思うの?」などの問い詰めるような聞き方ではなく、子どもが話したいペースに合わせる姿勢が大切です。

言葉の裏にある気持ちをくみ取りながら、一緒に問題を解決する道筋を探ることがポイントです。

少しずつ、理由を探る

お子さんがなかなか学校に行きたくない理由を話さない場合でも、軽い口調で「最近どう?」などと声をかけることで、気持ちを引き出せることがあります。

ただし、むりやり聞き出すように聞くと、子どもはさらに心を閉ざしてしまうかもしれません。それを防ぐためには、以下の工夫がおすすめです。

・兄弟や叔父、叔母など、子どもにとって話しやすい人がいたら、その人に学校へ行きたくない理由を聞いてもらうようお願いする。

・学校の先生に、子どもの様子はどうだったか、聞いてみる

それでも小学生低学年の子は特に、言葉にして説明するのが難しいと思います。

ですので、「もしかして…」と何か気付けるように、いつも以上に子どもに注意を向けられると良いでしょう。

理由に対して学校側にアプローチする

子どもが学校へ行きたくない理由がわかったら、その理由に対してアプローチを考えましょう。

まずは学校側に配慮をお願いして、子どもが過ごしやすくなるよう行き渋りの原因に対応した環境を、整えてもらうのがおすすめです。

・苦手な先生がいて、その人が嫌で学校へ行けない
→その先生の授業以外の時間で、部分的に登校できるよう、学校側と調整する。

・友だちとの関係がギクシャクしている

→学校に相談。いじめが起きているのか調査してもらう。
→友だちとどうして仲が悪くなってしまったのかを調べるため、担任の先生を通して相手の子の保護者とコミュニケーションを図ってみる。

・給食が嫌い(このケース、意外に多いんです)
→うちの子だけ、お弁当にしてもらったり、または午前登校にしてお昼ご飯からは家で過ごすなどできないか、学校と相談する。

・周囲の雑音が苦しい
→イヤホンをつけるなど、雑音で耳にストレスがかからないようにする。
→席替えをして、うるさい子から席を離してもらう。

体験談:親がやって良かったと思うこと

Branchが不登校のお子さんへの対応についてアンケートを行いました。

Q.お子様が「学校行きたくない」等の発言をした際、して良かったと思う対応を教えてください。

回答を一部紹介します。

一旦連続して休ませ、親がカウンセラーに対応を相談した。

その後、「いきたい授業だけいけばいい」と伝え、まずは放課後に翌日の時間割を担任にもらいにいくだけをつづけた。

担任と勉強に関係ない話すのが楽しく、徐々に復帰する日が増えた。

まだ低学年だったので、基礎だけはわからないと、と、漢字と九九など基礎計算だけは、家庭で楽しめるように教えたことが、授業に途中からでも復帰しやすくよかった

必ずその気持ちに共感する。どうして行きたくないのか、理由を聞く。わからなければ子供にはわからないように学校にもそれとなく、学校でやったことなどを確認してみた。

わりと早い段階で、相談室の先生に連絡し、相談にのっていただいたこと。

お先真っ暗なときに、アドバイスや、見通しを教えて頂いたり、他の先生方とも連携してくださって、なんとか私が孤立せずにやってこれた。

毎朝行けるかどうか確認することや、明日は行こうとか、1週間だけお休みしようとか、休む期限を決めることをやめた。

最初は布団からも起きれない状態だったが、私が全く学校のことを言わなくなってからは、安心したようで、逆に回復が早まったように思う。

「休んでいいよ」と言ってあげること。そして、ハグ。

まとめると、以下の内容の答えに集約されました。

  • 子どもの学校に行きたくない気持ちを認める
  • 休ませる
  • カウンセラーなど、他の人に相談する

▼こちらにも「して良かったこと」経験者の声をまとめています。
不登校の子に、親がやって良かった対応、やるべきではなかった対応【体験談】

まとめ:心の健康を一番に、少しずつ元気になりましょう。

小学生のお子さんが「学校に行きたくない」と言い出したとき、親としては焦りや不安を感じるのは当然です。

しかし、何より大切なのは、お子さんの心の健康を第一に考え、安心できる環境を整えてあげることです。

まずは子どもの声に耳を傾け、状況をよく理解し、必要な支援やサポートを得られる場所を探しましょう。

また、体験談にも記載されていましたが、自分たちだけで抱え込まず、学校や専門家、他の保護者と情報を共有しながら進めることが大切です。

つらい気持ちを抱える子どものサインを見逃さないためにも、日々の小さな変化に気を配り、少しずつでも前向きになれるよう寄り添ってあげましょう。

「好き」で安心とつながりを育むサードプレイス

この記事を書いているBranchは、不登校・発達障害のお子さま向けの「学校外で友だちができる」Branchコミュニティを運営していて、以下のような特徴があります。

  1. 「学校行きたくない」という気持ちを抱え、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
  2. NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
  3. 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。

Branchコミュニティ1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料体験予約をお申し込みください。

また、不登校や発達障害に関する情報を日々シェアしているLINEも運営しております。こちらも無料ですので、よろしければご登録ください。

【Branch公式LINE】役立つ子育て情報を配信中!

不登校・発達障害がある子向け

Branchコミュニティ

Branchで解決できること

 研修を受け、発達障害の特性にも理解があるスタッフが献身的にサポート

 自分の「好き」から 遊べるイベントが盛り沢山

 特性に沿ったお子さまのサポート方法をスタッフが一緒に考案します

よかったらシェアお願いします!

ライター/著者プロフイール

中里 祐次のアバター 中里 祐次 代表取締役

Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


目次