不登校の小学生が過ごす一日のスケジュールは？

こんにちは。不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branchです。

お子さんが不登校になると、一日中ゲームやYouTubeを見て過ごす姿を見て、
「このままでいいの？」「他の子はどんな生活をしているの？」と不安になる保護者の方も少なくありません。

今回は、Branchを利用している不登校のお子さんの一日の過ごし方と、
保護者自身が心がけることについてご紹介します。

一日のスケジュール

不登校の子どもたちは、毎日決まったスケジュールで動いているわけではありません。

子どもたちの心や体の状態、その日の気分によって、過ごし方が変わります。

ここでは、Branch利用者の小学生のお子さんの一日を紹介します。

起床から午前中の過ごし方

• 起床時間：
  決まった時間はありません。無理に起こさず、子どもの眠りたいだけ寝かせてあげます。

• 朝のルーティン：
  起床後すぐに食事をとらないこともあります。
  パソコンやゲームの電源を入れ、好きなYouTubeを見たり、ゲームを始めたりして、自分のペースで朝をスタートさせます。

• 訪問看護やデイサービス：
  訪問看護やデイサービスを利用することで、生活にメリハリが生まれます。
  スタッフの方と一緒にゲームをしたり、スライムを作ったりと、自宅での時間をより豊かに過ごすことができます。

午後から夜にかけての過ごし方

午後は特に決まった予定を入れず、子どもが自由に過ごせるフリータイムにすることが多いです。
ゲームやYouTubeを見たり、親子でボードゲームや工作を楽しんだりします。

食事や就寝

夕食の時間は決まっていますが、就寝時間は日によって異なります。
子どものペースに合わせて、無理のない生活リズムを大切にしています。

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保護者が心がけること

不登校になると、「このままで大丈夫だろうか」と不安になる保護者の方は多いでしょう。
しかし、お子さんを信じて見守り、心と体が回復する時間を十分に与えることが大切です。

「何もしない時間」を大切にする

不登校の子どもにとって、何もしない時間こそが心の回復にとって重要な時間です。
無理に勉強をさせたり、外に出そうとしたりせず、見守る姿勢を心がけましょう。

便利なツールを積極的に活用する

子ども自身がスマホのツールを使いこなすことは、自己管理能力を養う良い機会です。
時間管理や予定の共有に役立つカレンダーアプリなどを積極的に取り入れ、自律を促しましょう。

たとえば、お子さん自身がパソコンにタイマーを設定し、習い事の30分前にアラームが鳴るようにしているご家庭もあります。「今日何があるんだっけ？」と声かけをすることで、一緒に予定を確認しています。

また、親子でスマートフォンのカレンダーを共有しているご家庭も。
これらの工夫は、強制ではなく、自律を促すという点で重要です。

お子さんが慣れ親しんだツールを活用することで、自己管理の習慣を自然と身につけることができます。

専門家や仲間とつながる

不登校の悩みは、一人で抱え込むと心身ともに疲れてしまいます。
専門家や同じ悩みを持つ保護者の会、オンラインコミュニティなどを活用し、頼れる場所を複数持つことが大切です。

お子さんが安心して過ごせる居場所を見つけ、新しい学びの形や成長のチャンスを一緒に見つけていきましょう。

まとめ

不登校の子どもたちは、学校に行かない分、自宅で自由な時間を過ごしています。
それは決して「無駄な時間」ではなく、好きなことを通して心身を回復させる大切な時間です。

保護者さんは、お子さんのペースを尊重し、安心できる家庭環境を整えることが最も重要です。
また、自分自身の不安や疲れを一人で抱え込まず、専門家や同じ立場の仲間とつながることで、心の負担を軽減することができます。

お子さんが安心して過ごせる居場所を見つけ、新しい学びの形や成長のチャンスを一緒に見つけていきましょう。

Podcastの紹介

この記事は、こちらのPodcastの内容を元に制作しました。ぜひ音声でもお聴きください。

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