【Branch公式LINE】はこちら友だち追加

発達障害の子どもの身支度の工夫:「洋服の締めつけや肌触りなどが気になり、身支度に時間がかかります」

発達障害の子どもの身支度の工夫:「洋服の締めつけや肌触りなどが気になり、身支度に時間がかかります」

発達障害の子どもが日常生活の中で直面する課題の一つに、身支度が時間を要することがあります。

洋服の締めつけや肌触りに敏感な子どもたちは、服装の選択や着替えに時間をかけることがあります。

これは子どもたちの感覚過敏性や個別の特性に関連しています。

今回はBranchの保護者さんの質問きっかけで起きた会話の中から、洋服選びや身支度の工夫についてご紹介します。

目次

洋服の締めつけや肌触りなどが気になり、身支度にすごく時間がかかります

先日Branchの保護者さんから、Branchオンラインコミュニティ内にて、このような質問がありました。

保護者

自閉スペクトラム症の身支度の工夫について、質問させて下さい。

現在小2の息子は、幼児のころから、洋服の締めつけや肌触りなどが気になり、身支度にすごく時間がかかります。

発達障害の診断がついたのは一年生の夏ですが、
それまでも、幼稚園に行く前に、この服は嫌だ、靴下のここが当たる、靴の締め付けが気になると毎日のように言っていて、癇癪を起こす事が多く、時間も迫っていると私もイライラして、朝は戦場のようでした。

完璧主義なので洋服のコンディションが気に入らないと、それが不安で仕方ないようです。

私も、着られる洋服がみつかれば、同じものを何枚か用意するのですが、
同じメーカーの同じデザインでも、肌あたりや締め付けが微妙に違うらしく、下着などは、着てみて気に入らないと投げつけるを繰り返して、結局、出かける前はバタバタしてしまいます。

靴下は今、お気に入りが一足しかありません。
「時計の長い針がここに来たらお家を出るから、ここに針がきたら、着替えてね」と余裕を持ってつたえても、ダラダラして、急ぐ気配がありません。

ギリギリになり、急がないと、遅刻すると伝えても、急ぎ方が分からないのか、時間の感覚がわからないのか、動作は早くならず、私がイライラしてしまいます。

最近は、私に色々口出しされたくないようで、「うるさい、いまやってる!」ばかりで、私の方も何か言うことや、説明するのが嫌になることもあります。

診断を受けた病院では療育はやっていないため、今年から
個別対応の放課後ディに週一で1時間通いはじめました。
生活習慣などなかなか身に付かず、このまま反抗期に入るのかと思うと、心配です。

長くなりすみません。

同じような事がある方、生活で工夫している事、療育先でされたアドバイスなどありましたら、教えていただけたら、嬉しいです。

よろしくお願いします。

それに対して、他の保護者さんからたくさんのアドバイスが届きました。

タイムタイマーで残り時間を視覚化、ご褒美的なものまでセットでルーティン化する

保護者

こんにちわ。
朝の戦場、いつも本当にお疲れさまです。

今は登校していないので、朝のドタバタからは解放されているのですが、お出かけ前は我が家も苦戦しています。

ギリギリまで我が子を信じて待つ笑のですが、結局最後は私の堪忍袋の尾が切れて、怒鳴り散らして恐怖でコントロールするみたいな状況になってしまい、子どもも私も疲弊してしまいます。怒ったところで、いいことなんて一つもないのにな、と思ってよく凹みました。

我が家で少しマシになったかな?という取り組みは、

・タイムタイマーで残り時間を視覚化
・出発してからのご褒美的なものまでセットで、ルーティン化する

です。

タイムタイマーは、療育の場でよく見ますが、うちではゲームの終わりとか、お風呂に入る時間とか、いろいろな場面で活躍しています。
すでに導入済みでしたらごめんなさい💦

子どもも「あと10分」とか、自分でセットするようになったので、我が家では大活躍です。ちょっとお値段ははりますが、タイムタイマープラスという商品がとても良かったです。取手がついていて、持ち運びができる点も気に入っています。

ただ、子どもがケンカの時にぶん投げる時がありますが…
https://amzn.to/3TcnZMC

本人のこだわりを認める

保護者

毎日おつかれさまです✨
洋服の件、次男(ASD)とほぼ同じで、びっくりです!

うちは、小学校入学式以降、衣服などのこだわりが増えました。

それまでは、母子で自主保育のサークルに通っており、ゆったりした時間の中で過ごせていたから、特性が薄まっていたのかも、と思ったりします。

完全不登校になって、3年経ちました。こだわりは変わりませんが、それによる癇癪は少しずつ減ってきたと感じています。

療育などには通っていないので、ほぼ我流ですが、、、🙏

何をしたかと問われたら、唯一言えることは「本人のこだわりを認めること」をしたかなと思います。

うちの子は、衣服の、特に丈がぴったりでないと「気持ち悪い!」というので、「そっかぁ」と認め、丈を詰めます。

同じ製品でも、着心地が違うと感じる点も、うちもまったく同じです(なんなんでしょうね!?もう、逆にすごいんですけど!?笑)。

なので、「どこが嫌だ?」と聴いて、そこを直します。
以前は、ズボンの「ゴムがキツい」というので、「ふんわり柔らかゴム」というのを見つけ、入れ替えたら履けました。なので、ズボンはゴム穴ありが、わたしの中で必須条件です。
(ただ、わたし、元々、服飾系の大学だったので、縫い物が得意だからこういった対処が出来ているだけです🙏)

それでもダメなら、いいのが見つかるまで1本を履き続けたり、、、。穴が空いててもお構いなしで外出するので、「やめてー!」ってなります。笑
そして、穴を塞ぎます🥲正直、とてもめんどくさいです。

あと、うちも靴下は嫌いなので、極限の季節まで草履がデフォルトです!この冬は、12月まで草履でした!🥶フリースと草履のミスマッチ感と言ったら。笑

時間に関しては、次男は過剰適応気味で、守らないと不安になってしまうタイプです。

対して、長男は好きなこと以外は時間を守れないタイプです。兄弟でも、ずいぶん違います〜

長男に関しては、やりたい事では守れてるんだから、まぁいっかと思って見守っています。困って、頼ってきたら一緒に考えるといった感じにしてます。

うちは、こんな感じです!何か参考になればよいのですが、、、
カウンセリングの先生にも、何においても、まずは認めてあげるといいよと教えてもらいました✨

あと、コーチングを習ったとき、「意見や考えが違ったら受け入れなくてもいんですよ。受け止めてあげてください」と教えてもらったことは、わたしの人生や子育てを支えてくれる言葉です。

専用の洋服入れを置く、種類別に引き出しに分けて入れる、大きくわかりやすくラベリング

保護者

うちも同じ感じでした😊

タグはもちろんダメ、下着のシャツは着ない、本人が良しとするものしか着れない履けない。
これならオッケーという服や靴に辿り着くまでに何十着とお下がりに出したか…。
マスクも同じで、不織布マスクがダメ・市販の布マスクもダメで、色々な布や形で一体今までに何十個マスクを縫っては使えずに捨てたんだろうって感じです。でも服も靴もマスクも、辿り着いてしまえばずっと同じのでオッケーなので、ある意味ラクなのかもと思ってます😉

気にいるとずっと同じ格好なので、毎日ピーターパンの衣装を着続けた4才。
騎士の衣装の5才。
色々ありました笑 

3、4年生はハリーポッターのマントを学校以外すべての時間に着ていた時期もありました笑 
買い物や遊園地、都会に出るのもマント😆どこへ行く時も着ていたので、それが当たり前で私も麻痺してて恥ずかしいすら思ってませんでした笑 
話が脱線しました🤣

そういったこだわりに関して生活に工夫してたのは、
・目に入りやすい場所に、その子専用の洋服入れを置くこと。
・種類別に引き出しに分けて入れてあげる。Tシャツ(の引き出し)、短いズボン(の引き出し)、長ズボン(の引き出し)、など。
・大きくわかりやすくラベリング(小学校中学年くらいまでは絵つきで)
・着る服は、自分で全て選ばせる!
・何度も着替えたり、汚したりするので、着れる服は必要以上の枚数をストックしておく。

いつもの服じゃないけど、着れそうじゃないかな?って私が思う服も引き出しに入れておいて、勝手に試してくれるのを待って、無理だったら引き上げる。

とにかく第一に、
本人が着たいもの・着れるものを、自分で選んでもらって、気に入らなかったら何度でも着替えたりもらう。そしてそれに私が口を出さないようにしてました。

 出かける前のバタバタは中1ですが未だにそうです。
あと何分で出るから支度しておいてねと伝えても、できないことが多いですねー🌀 支度が早すぎるか遅いかのどちらかで、私が思うちょうど良い時間には支度してはくれません😆

でも出る時間も、何分までに支度しておくようにも何度も伝えるので、今すぐできなくてもこれからも積み重ねで学習していってくれるといいなと、長い目でみてます。

まぁ急いでる時はイライラして怒ってしまいますけど😉

本当に試行錯誤の日々ですよね。着なかった服が無駄に思える時もありますが、もう洋服代はうちは仕方ない!と割り切って、これからも着れる服の幅を増やしていくつもりです😆

○○さんも息子さんが快適に過ごせる服や靴にもっともっと出会えるといいですね!応援してます😊✨

お母さんのスケジュール表を作る

保護者

毎日のことで、○○さんもお子さんも、お疲れ様です😌

うまくいかないことが続くと、ほんとにしんどいですよね。
うちも6歳の次女が感覚過敏?なのか、暑がりなのか、気がついたら上着を脱いで過ごしてます😅

我が家は完全おうち生活中なので、参考になるかわからないのですが、市役所の子育て相談で教えてもらったことを書きとめてみますね。主にスケジュールのことなので、すでに実践されていたらすみません😂

お母さんのスケジュール表を作る。
例えば、お母さんは〇時に着替える、〇時にご飯を食べる、〇時に仕事に行く、などを書いてスケジュール表にして子どもに見せる。で、まずはお母さんのスケジュールがこうだから、息子さんに協力して欲しいんだけど、という感じですお願いする。

うまくいくようなら、子どものスケジュール表を一緒に作ってみる。(↑はあくまでも朝だけとか、欲張らずに少しずつやってみるのがオススメです)

うちの場合、結局この通りにはいきませんでした(^^;;
次女の場合、前日に明日のスケジュールを聞くと、自分で考えるので、次の日はスムーズなことが多いです。

子どもは無理でも、私のスケジュール表だけは毎日書いて、予定を見える化する習慣は取り入れてます。家族みんなに(ほんとに少しずつですが😅)意識付けできてきたので、続けて良かったと思います。

みなさんもお子さんに合わせて試行錯誤されているんだなぁと知れて、私も力をもらいました🥰

ありがとうございます!

まとめ

保護者さんからのアドバイスで、以下のような方法がありました。

  • タイムタイマーで残り時間を視覚化
  • 出発してからのご褒美的なものまでセットで、ルーティン化する
  • 本人のこだわりを認める
  • 目に入りやすい場所に、その子専用の洋服入れを置く
  • 種類別に引き出しに分けて入れてあげる。Tシャツ(の引き出し)、短いズボン(の引き出し)、長ズボン(の引き出し)、など。
  • 大きくわかりやすくラベリング(小学校中学年くらいまでは絵つきで)
  • 着る服は、自分で全て選ばせる!
  • 何度も着替えたり、汚したりするので、着れる服は必要以上の枚数をストックしておく
  • お母さんのスケジュール表を作る

いかがでしたでしょうか?

少しでも保護者の方の負担が減るといいですね。

発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?

Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営していて、以下のような特徴があります。

  1. 同じようにお子さまの「発達障害」や「不登校」などで悩まれている保護者の方達がなんでも自由に悩みや困りごとを相談できる安心できるコミュニティや、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
  2. NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
  3. 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。

もっと詳しく知りたい 》

Branchオンラインフリースクールは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。

「学校外で友だちができる」Branchオンラインフリースクール

Branchでは他にも不登校や行きしぶりについて記事を書いています。よろしければご覧くださいませ。

発達障害の子どもが「学校行きたくない」と言ったらどうする?登校刺激は避けて、焦らず対応を | Branch (branchkids.jp)

小学校高学年の「学校行きたくない」。本人に理由と今後を聞いて対処を考える。 | Branch (branchkids.jp)

「学校行きたくない」と子どもが言ったとき、どうする?先輩ママ・パパの体験談とアドバイス集 | Branch (branchkids.jp)

【Branch公式LINE】役立つ子育て情報を配信中!

不登校・発達障害がある子向け

Branchコミュニティ

Branchで解決できること

 研修を受け、発達障害の特性にも理解があるスタッフが献身的にサポート

 自分の「好き」から 遊べるイベントが盛り沢山

 特性に沿ったお子さまのサポート方法をスタッフが一緒に考案します

よかったらシェアお願いします!

ライター/著者プロフイール

中里 祐次のアバター 中里 祐次 代表取締役

Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


目次