発達障害や不登校のお子さんを持つ保護者の方々は、どんな悩みを抱え、どんなふうにお子さんと関わっているのでしょうか。
発達障害・不登校の親子向けにオンラインフリースクールやメンターサービスを運営するBranchでは、サービスをご利用の保護者のみなさんにインタビューを行い、これまでのご経験を詳しくお聞きしています。
この記事では、現在小学3年生のお子さんの保護者の方にお話いただいた内容をご紹介します。
子どものプロフィール
子どもの年齢:7歳・小学3年生
不登校の期間・様子:1年の3学期から行きしぶり、今は学校は全く行っていません
発達障害の診断・特性:自閉スペクトラム症のグレーゾーンかも、と言われたことあり
何かを覚えることが好きです。
好きなことはゲームだと「フォートナイト」や「ゾイド」など。
ゾイドもそうですが、恐竜は全般的に好きですね。
図鑑や読書も好きで、過去に気に入ったものは「どっちが強い」シリーズや、クイズ / なぞなぞ。変わったところだと書写も好き。
学校の授業だと体育が好きで、絵が好きなので図工も好きです。
特性としては、協調性がない、という点があります。集団が苦手です。
あとは、水に濡れたことが気になってしまうような過敏な部分があったり、命令されるような言葉づかいや威圧感のようなものは苦手です。
あとは馬鹿にしたような笑い方 (つい可愛くて「プッ」と笑うと、馬鹿にされたと思って怒る) も嫌いです。
学校だと、道徳や音楽の授業はやりたくないようです。
不登校になったきっかけ
幼稚園児の時から、私(母)が無理やりやらせて、それをこなしてきた感じでした。私と離れることも、バスに乗ることも、運動会、お遊戯会、全て嫌だと言ってるのに、にんじんをぶら下げてやらせてきてしまいました。
小学校1年生の12月の時に習い事中に吐いちゃったことがあり、それがきっかけで「学校で吐いてしまったらどうしよう」という不安から行けなくなりました。
その後、コロナもあって学校に行かない期間が続き、知らない間に二年生になっていました。
学校には当然なじめず。担任の先生に「給食が気持ち悪いので保健室で休みたい」と言っても「大丈夫だから」と信じてもらえなかったようです。
それまで、連行状態で学校に連れて行っていたのですが、ネット検索で「不登校」とか「学校行かないといけないのか」とか調べている中で見つけたのがBranchさんでした。
そんな過去の経緯から、本人の「嫌だ」「やりたくない」の気持ちの理解だったり、「好き」「やりたい」の発見をして、親がまず理解してあげないと、と思ったんです。
今は、全く学校に行っていません。
学校の先生方には「精神薬を処方してもらい、WISCーⅣの検査をし、特別学級と併用しながら頑張っていきましょう」と言われましたが、疑問を感じました(前例で成功例があるそうです)。
個性の凸凹はありそうですが、精神薬まではやりたくない気持ちがあります。
正直、正解が分からず、病院も先生によって考え方も違いますし、プロの方(Branchさん)に見てもらいたいなと思いました。
同じ悩みを話せる方もいないので、わたしや主人も孤独や不安がありました。
乗り越えた方や、明るい未来の話などを共有できる大人の方とも交流が持てればなお嬉しいなぁというのが当初の思いです。
不登校になってからの保護者の対応
家から出られない状態なので、おうちの方に来てくれるようなアイネットさんに登録しました。元々、不登校の方がボランティアで家に来てくれるサービスです。どんな人が合うかなーとコネクトしてくれます。
学校の手前にフリースクールみたいな場所があって、そこも見てみました。勉強と遊びと、何をするかその時に決められる場所なのですが、通所しないといけないので、今のうちの息子には無理だなぁと諦めました。
基本的に家に訪問してくれるような何かだったり、Zoomなどのビデオチャットで完結するもので調べています。
私と主人の考え方は、小学校に通っていたら1-6年生で順番にやるような学習は、順番バラバラでいいんじゃないかな、って。バラバラでもいいから、やれるところからできるものでいいかなーというのがあります。
症状が重めの自閉スペクトラム症の子のお母さんが私の会社にいたので、その方にも相談しました。
病院もこの方のアドバイスで「いくつも行った方が良いよ」と言われ、たくさん行きました。有名な先生にも見てもらいました。自閉症の診断があったところもありましたが、その有名な先生は「診断しなくてもいいかな」と言っていました。
障害のある子が不登校になった場合に相談できる場所にもつながってます。
でも、なかなか友だちは相談できないですね。知ってる程度の友だちは2-3人で、家族や親族には言ってません。
Branchでは、不登校・発達障害があるお子さま向けに、安心して過ごせる居場所として、「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営しています。
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現在の過ごし方
今は、私の気持ちはすごく楽になりました。そこまで大変じゃないですね。
Branchさんのおかげでつながりができて、保護者の方の声も聞いて、「うちだけじゃない」と分かったのは大きいです。
当初はすごく重い話ばかりしていたんです。
「子どもと一緒にいなくなった方がいいかな…」とか思ったり。重いですよね。
「親のどっちに特性があったんじゃないか…」とか、
主人の親族にも自閉スペクトラム症の方がいたので、そのせいじゃないかとか、主人と言い合ったこともあって。
もめたし、ぶつかりました。
そういうことも今はなくなり、すごく楽になっています。
Branchさんと出会った最初の印象(体験プログラム)は、思ってた感じといい意味で違いました。
最初、子どもがZoomに出るのを嫌がっていたのですが、「フォートナイト」のキャラを一緒に見たり、「まいぜんシスターズ」の曲をかけたりとか、本人が話しやすいように誘導してくれたんです。
本人、面談っぽいのはダメなので、話しやすい雰囲気を作ってくれてましたね。
YouTubeを一緒に見たり、「(まいぜんシスターズの)マイッキーの曲もこうやったら作れるよー」と教えてくれたりで、本人が楽しそうに見ていました。
全体的に、否定しないで本人の話を聞いてくれたのが良かったです。
終わったあと、本人も「楽しかった」と言っていました。
担当の方がゆっちさんだったのですが、終わったあとに「ゆっちさんはああだこうだ」と、「ゆっちさん」という名前を何度も連呼してたんです。
ゆっちさんのことを友だちみたいな感じで話していました。
当時は行き詰まっていた時期だったので「良かったなぁ」と。
好きなことだと、うちの子もこんなに話すんだなぁって。
そんなにYouTube見せていいのかな、ゲームしてていいのかな、とか思ってたけど、「どれくらい見てるのー?」「何が好きなのー?」とゆっちさんが受け入れていたので楽な気持ちになりました。
その後、最初の頃はBranchのオンラインイベントに出ていたけど、フォートナイトは強いお兄さんに混ざってプレイする自信がないのか、あまり参加していません。
ボイスチャットしながらの参加が苦手とかの理由もありそうです。
「保護者マイクラ会」に息子も顔を出しましたが、他の子で「ああしてこうして」と上手に説明する子がいて、私が「ああそうなんだ」と言うとヤキモチやいちゃうようですね(笑)。
あとは科学実験のイベントにも参加したりします。
うちみたいに小学校低学年の子は親と一緒に入れるゲーム会のようなイベントだと参加しやすいような気がします。
保護者としてのBranchの利用で良いところは、オンラインコミュニティの保護者チャンネルで知りたい情報が得られることです。
私たちが住んでいる地域では、まだ不登校や発達障害について話せる人が周囲にいないんです。
Branchの保護者の方とは親近感がわいて話せます。
チャットのやりとりをする中で、あの人はなんとなく学年近そうだな、とか、あの人には個人的に連絡してみよーと思っていたら、あっちから連絡してくれたりました。「バランスボールのこれがいいよー」とか、個別でやり取りする中で色々教えてもらっています。
オンラインコミュニティに入ってすぐの頃にも、「お気持ちわかります」と共感してもらったり、「こんなイベントあるのでいかがでしょうか?」と誘ってくれたりする方がいて、入りやすかったです。
今も2-3人くらい、個別でもよく話す人がいます。子どもが一人っ子だったり、地方だったりと、共通点があると仲良くなりやすいですね。
オンラインだからこそ、顔が見えない良さがあると思います。オフラインでの顔出しの保護者会もいいけど、顔を出さないから自分の意見を言えるという面もありますね。
あとは、保護者会が「耳だけ参加」もOKなのはすごく助かります。
12時から保護者会で、でも今日は準備できてない、という時に、耳だけとりあえず聞いておいて、後でチャットで内容を見るというのができて、すごく便利です。家の中が片付いてない時とかもあるので(笑)あと、子どもを構いながらでも聞けるんですよね。
Branchスタッフの田村さんが「適当に入って、適当に抜けていいですよ」とか言ってくれて、そのゆるさがいいです。
何か大変な出来事が起こっても、笑っちゃえるくらいまで行けば大丈夫なのかなって最近考えるんです。Branchの保護者会で「あるある〜」とかって一緒に笑えると、つらいのもなくなるんです。
あとは、Branchならではの企画として「保護者ゲーム会」がすごく面白いですね。このときは子どものことを話す余裕もなくゲームに夢中になって「無」になれるのがいいです。
でも、相手の保護者さんにも「自分と同じような特性があるお子さんいるんだよなー」と、ふと思ったりします。そういうこともあって、お互い親近感を感じながら遊べるんだと思います。
また、Branchのお母さんたちの得意なことってたくさんあると思うので、色々知りたいですね。
例えば本の紹介とか、保護者イベントの時にテーマを決めて、一人ずつ何か得意なことについて話してもらったりとかいいんじゃないですかね。介護の話も、専門の方がいるので、そういう話だって聞いてみたいです。
オンラインコミュニティ上だと流れてしまって追いつけない時があるので、注目されてることをもう1回話してもらう、とかもいいですよね。
子どもの変化
ワッキーさんと3回、オンラインでメンターとして遊んでもらってZoom慣れしました。
話していて楽しいようで、自信や元気がでてきたようです。
昔はご飯を吐いたり、まる二日全然食べないとかあったのに、そういうのが完全になくなって、今はバクバク食べるようになったんです!
前はガリガリでアバラ出たりとかだったのに、今は「僕は三段腹になっちゃう!」と言われました(笑)
夜も昔は「怖い夢見ちゃう」って寝付きが悪くて、無理やり寝かせようとしてました。
オンラインコミュニティで、「子どもが夜寝られないってけっこうあるんだー」と親が気づいてから、時間遅くてもいいやってなって、10時間寝たりするようになって、それで子どもも安定してきました。
私も、180度変わりました。
主人のお祖父さんが校長なので、学校に行くのが「当たり前」な考えだったんです。
最初の頃は、主人が車で待って、私が抱きかかえて、強引に車に乗せて、と連行状態だったんです。
その後、Branchさんに登録して、次の月に「不登校宣言しよう」と考えがスパッと変わりました。
そういう過去があるんで、息子に対して負い目が少しあります。
でも、経験を自分で話して「情報ありがとうございます!」とか言われることによって親も自己肯定感高まるんじゃないかなって思います。
「教えてあげられて良かった!」みたい経験を重ねるのが、親的にも良いです。
保護者の願い
子どもは、Youtuberやサッカー選手になりたいって言っています。
私としては、最後は親もいなくなり一人になるので、自信をもって好きなことを見つけて生きていってほしいなって思っています。
発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?
Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営していて、以下のような特徴があります。
- 同じように「発達障害」や「不登校」で悩まれている保護者の方達がお悩みや困りごとを相談できる安心できるコミュニティや、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
- NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
- 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。
Branchオンラインフリースクールは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。
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