「○○のゲームができないから、友だちと遊べなかった」
「オンラインゲーム禁止されたら、ゲーム友だちも離れてしまった」
オンラインで遊ぶことの増えた現在、上記はよく起こりうることですが、小さな子どもの世界の中では非常に大きな問題です。
且つ、親からすると
「もっと外で遊べばいいのに」
「ゲームでしか遊べない友だちって、友だちと言えるの?」
など、どうしても考え方に子との分断があるようです。
どんなゲームをしているか
そもそも今の子どもはどんなゲームをしているのでしょうか?
「ゲームで友だちから仲間はずれされる」というようなゲームの場合は、友だちとオンラインで遊んでいるゲームの場合が多いです。
- マインクラフト
- フォートナイト
- ApexLegends
- スプラトゥーン
- ロブロックス
この辺りのゲームが代表的なゲームです。
どのゲームもオンラインで遊ぶことができるので、
「じゃあ今日はご飯前の5時にフォートナイトで集まろうぜー!」
というような会話が普通にされているのです。
昔だったら「公園で集まろう」だったようなことが、オンラインゲーム上で集まることが普通になっています。
そんな中で友だちから仲間はずれにされてしまうので、日常生活が崩れるほどの辛さが子どもにはあります。
「ゲームばかりで遊ぶのは良くない」と思う家庭もいれば「親も一緒にゲームで遊んでいる」というほど寛容な家庭もある
起こっている問題は子どもの世界ですが、実際にそれを決めているのは保護者であるというところに難しさがあります。
ゲームに関する考え方は、今の時代非常に幅があります。
ゲーム否定派
- ゲームばかりで遊ぶのは良くない
- ゲームばかり遊ぶのは変なこと、不健康
- オンラインで人と話すこと自体異常なこと
上記のように考えるご家庭もあります。
ゲーム肯定派
- ゲームで学べることもある
- 子どもがオンラインで遊ぶのも今の時代だったら普通のこと
- 親も一緒になって遊んでいる
というようなご家庭もあります。
今度はオンラインで遊ぶことが増えていく時代
どのような考え方でも教育観は人それぞれですが、一つ事実としてありそうなのは「オンライン優勢の時代になっていく」ということ。
スマートフォンのなかった時代が想像できないように、これからの時代もインターネットの普及と同様にオンラインで遊ぶことが普通になっていきます。
現代というのはオフラインで遊んでいた親と、オンラインがメインの遊び場になっている子たちの世代の世代間ギャップが大きく、軋轢が生まれている時代であると言えるでしょう。
「分からないからやめさせたい」ではなく「親も理解した上で、子と一緒にルール作りを」
そういった軋轢が生まれている時代の親として何をすべきでしょうか。
まずは
「自分が分からないことだからやめさせよう」
という姿勢だと、子どもからの信頼を失うので、
「子どもがやりたがっていることを理解する」
「理解がある上で、子どもと一緒にルール作りをする」
というのが大事だと思います。
ゲームをやり続けるのは難しいですが、少し触ってみて、ゲームのルールを知っていたり、ゲームのキャラクターの名前をちゃんと覚えているだけでも、全く知らないよりは子どもから「ちゃんと分かってくれてる」と思われると思います。
Branchではゲームに関して他にもこのような記事を書いています。
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ライター:中里祐次
Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。