「うちの子、読みは得意なのに書くのが苦手、これって学習障害?」「計算が全然できない、これって学習障害?」など、昨今は発達障害や学習障害の名前が広く知られるようになった結果、周りの人の読み書きなどを見て学習障害なのではないかと思うことが増えてきています。
学習障害とは?
学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。
文部科学省「学習障害(LD)の定義」
どんな時に「うちの子学習障害(LD)かも?」と思ったか
Branchの保護者の方たちがどんな時に「うちの子学習障害(LD)かも?」と思ったかを下記に記載します。
保育園の年長時、「ひらがな五十音を書く」「日記を書く」活動がありました。先生からは「一生懸命、とても丁寧に書いています」と言われ、頑張り屋だなぁと思っていました。園に貼り出された息子の文字を見ても、書字の苦手さがあるとは思えないくらい、違和感はありませんでした。
一方で、通っていた療育センターの作業療法士さんからは「ボディイメージが弱いので、鉛筆で字を書くのはかなりしんどいはず。小学校ではホワイトボードで大きく字を書く練習をしてから鉛筆を使い始めたほうがいい」と言われていました。
実際入学すると、「隣の席の〇〇くんと同じような字が書けない!こんな自分はバカでダメなヤツだ!」と頭を叩き始め、その時に初めて息子の書字の苦手さを認識しました。本人はきっと、1年近く前から書字がしんどかったのだと思います。自分の辛さを認識して言葉にできるようになるには、時間がかかるのだと知りました。
息子は書字が苦手なのですが、自分の書いた字に納得がいかず何度も消して紙が破れて癇癪、夏休みのプリント1枚を終わらせるのに1時間かかる、まだ学校に行っていたときは連絡帳を書き切れず昼休みを潰して書く、など。
もっと早く気づいて、がんばらなければよかったなあと今では思います。
漢字など読むのは得意だが、書くのは苦手。保育園や学校に入学してから書く場面が増え、書く事に困難な場面が増えた事がきっかけ。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
どんな対応をすればいいか
次に「うちの子、学習障害かも?」と思った際に、どんな対応をすれば良いかです。
診断がまだ済んでいない場合は、まずは診断してもらいましょう。
その際に困ることがいくつかありますので、下記に記載します。
伝え方
年次が上がっている場合「自分は障害者なんだ」とネガティブに捉える場合もあるので、伝え方は気をつけましょう
・「学校や生活で困ってることを聞いてもらいに行くよ」
・「○○(子どもの名前)が生きやすくするために相談しに行くんだよ」
など、診断のために行くというよりも「本人の困りごとを聞いてもらう、困りごとを減らすために行く」という方向で伝えられるといいですね。
新しい場所が不安で診断が受けられない
新しい場所が不安で、診断する場所へ行けない場合「見通しを立てる」ことで行けるようになる場合もあります。
下記のようなことを試してみると良いです。
・家からどれくらいで着くか、どのように行くかを明確に伝える
・どんな場所か伝える(できれば写真付きで)
・先生はどんな人か伝える(できれば顔写真付きで)
・待合室はどんな場所か伝える(プレイセラピーのようなところだと、おもちゃなどがたくさんある場合があります)
・ゲームなど好きなものを持っていって良い場所であればそれも伝える(Switchなどを持ち込んで良い場合も多いです)
より具体的(何分など数字で言う、画像があれば画像を見せる)であればあるほど、お子さんんの不安は減りますので、もしお子さんが診断に行くのが不安そうでしたら、上記試してみてください。
一人ひとり対応方法は異なってくる
診断を受けたあとも、対応方法は一人ひとり違います。
「学習障害」と名前が一つにされていても、お子さんの困りごとは一人ひとり違うものです。
一部の例ですが、支援の方法に関して下記の記事にまとめていますのでご覧くださいませ。
・読み書きの困難さのあるお子さんとの関わり – 抱え込まずに相談することで支援の方法が見えてきた。目の前の困難に”いま必要なこと”を考える大切さ
・読み書きが「苦手」でも「嫌い」にならないためにできること。子どもへの接し方と特性にあわせた学習環境づくりを考える
学習障害支援サービス
その他にも、学習障害の支援サービスについてBranchオンラインフリースクールで話し合われた内容を下記に記載します。
学習障害に対し、個別対応で学習支援を受けられる機関やサービスの情報をご存じでしたら教えてください。
うちは、学習障害の診断はでなかったですが、類似してます。具体的な学習支援ではないですが、NPO法人EDGE(エッジ)のサイトは支援者向けですが、中にこのような内容がありました。
https://www.npo-edge.jp/support/
あとは平林ルミさんの学びプラネットや平林さんのYouTube、コラムなど読み漁りました笑
あとは、タブレットで今の実力より少し下のレベルの算数アプリをたまにやって自信をつけさせてます
なかなか、個別対応の学習支援はないですよね。放課後デイサービスで学習支援を中心に行ってるデイサービスもありました。
エッジさんは読み書き障害を理解する講座に一度参加しました。
平林先生の学びプラネットも登録してPeatix で講座を何度か受講しました。
私の知識と理解は深まってはいるんですが、その指導方法・適切な学び方を本人にtryしても、私から教わる気は0なので身に付きません。
litalicoの個別支援に昨年一年通いましたが、そこでも本人に合った学び方は見つかりませんでした。
カラフルテックの講座も聞いて、タブレットの使い方も学べました。フリック入力を使って文字を入力する必要性を感じていないというか。意欲がないんですよね。
なので、好きなこと(ゲームなど)について書いてみようと話しても、書くこと自体が嫌なので全く進歩がない状況です。
カラフルテックの個別指導をずっと待っていたんですが、今年からweb講座だけになってしまい、個別指導もまた別に探さないとな‥と考えているところです。
筑波大の宇野彰先生のdyslexiaセンターもずっと新規受付をしていなくて。
https://square.umin.ac.jp/LDDX/
大阪医科大学のLDセンターの講座もよく参加してます。ここも数ヶ月に一度通って欲しいと言われました。(住まいが東京なので諦めました)
https://www.osaka-med.ac.jp/deps/ldc/about.html
ただ、講演会はとても参考になるのでよく参加してます。
https://www.osaka-med.ac.jp/deps/ldc/lecture_info.html
Branchで好きを伸ばしてから 次の一歩を進めたいですね。
すごくたくさん調べていらっしゃる気がするので、参考になるか分からないのと、エリアが合致するか分からないのですが、
わがやはこちらで家庭教師をお願いしています
tos家庭教師
https://www.tos-kc1.com/
よい先生が見つかればという感じですが、発達障害やLDに対応できる先生もいらっしゃるようです。
無料おためしで相性確認してからスタートできます。
わがやは、特別支援学校で教えていらっしゃった先生が見つかり、さすが教えるのもうまく、私が教えると分からない!と息子がイライラしちゃうようなものを丸っとお願いできるので、すごく平和になりました。
息子の場合は書字に抵抗感がすごくあるのですが、書かずに勉強する方法(漢字ならパーツに分けて覚える、算数ならサイコロを使った学習など)を色々と考えてくださり、嫌にならずに続けられています。
ただ良い先生であればあるほど月謝が高く…
我が家には週1、1時間が限界です
通信教育で、天神 っていう教材はすべて問題文なども音声読み上げ機能がついているので、ディスレクシアの子が学びやすいらしいです。解答も、選択式です。
こちらは教科学習になるので、読みも苦手なLDだけど教科学習をしたいという場合には良いかもしれません。
無料で試せますね。
すららはやってみたんですが、再生速度を変えられなくて 説明が遅い! との事で途中で終わってしまいました。実は再生速度変えられたんですかね‥😓
すらら は、うちも遅くてイライラして待ってる間に注意がそれるので、やめました。
チャレンジタッチも説明がまわりくどくてイライラします。
最近は、デキタス がわりとサクサクすすめてあっていますが、すべては読み上げてくれませんので、読み上げ機能があるのだと、天神ですかね。
あと、また今思い出しました笑
https://smileplanet.net/specialty/smilekanji/
こちらから、特性にあった学び方の漢字プリントを無料で印刷できます!
結局、うちはやらないんですけどね、かつては頑張っていた頃もありました
知人がここを利用していて、今までハズレの先生がいなかったよと言っていました。発達障害ケアもありそうです。
ご存じかもしれないですが、シェアしますね。
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以上になります。
参考になりましたでしょうか。
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他にもBranchでは発達障害に関する記事を掲載しています。
・子どもへの障害告知。突然来るその日のために今すぐできること【発達障害】
・発達障害/グレーゾーン/読み書き障害:学校生活での合理的配慮の求め方
・子どもの爪噛み – 「どうして起こるの?」「このままで大丈夫?」に応える当事者の声