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【小学5年生・男子】不登校のきっかけと対応、利用した支援と親子の変化 – Branchユーザーインタビュー

発達障害や不登校のお子さんを持つ保護者の方々は、どんな悩みを抱え、どんなふうにお子さんと関わっているのでしょうか。

発達障害・不登校の親子向けにオンラインフリースクールやメンターサービスを運営するBranchでは、サービスをご利用の保護者のみなさんにインタビューを行い、これまでのご経験を詳しくお聞きしています。

この記事では、現在小学5年生のお子さんの保護者の方にお話いただいた内容をご紹介します。

目次

子どものプロフィール

子どもの年齢:10歳・小学5年生
不登校の期間・様子: 4年生になって不登校になりました。
発達障害の診断・特性:診断なし。

ゲーム全般(スマブラ、Fortnite、ぷよぷよ)ゲーム動画、
将棋、麻雀、ジグソーパズル、タイピング、クイズ、ルービックキューブ、お笑い、英会話、動物、黒豆。

漫画は『ONE PIECE(ワンピース)』、『鋼の錬金術師』、『カイジ』(コマもセリフも全部覚えてます)、などが好きです。

将棋は小3くらいまでやってましたが、今はたまにやるくらいです。それでも私も主人も負けます。
麻雀の子ども大会に年長から毎年出てます(去年と今年はコロナで中止)。ハマっていた頃は、週末は必ず家族で麻雀をやっていました。

幼児の頃から世界地図や国旗を全て覚えていたり、スーパーでお金を払うとお釣りをもらう前に暗算でお釣り計算したり。変わった子でした。友達から博士と呼ばれたり、大人びた話し方をする、とよく言われました。

WISCの診断としては、「知能は高めで凸凹もそんなにはないから、今は(発達障害)グレーということで良いんじゃない?」と医者に言われました。
来月はセカンドオピニオンで発達の専門の病院にいく予定です。

3年生までは担任が面白くて友達も大好きで、学校が大好きな子だと思ってました。
教科も全く問題無かったのですが、唯一「自由に描いていい」「友達の絵の感想を書こう」「読書感想文」は何一つ書けなくて、私が「適当で良いのだよ」と言っても、それが出来ない。その時は私も「何でもいいから、私が感想文言ってあげるから書きな」と怒ってしまっていました。今は「適当に」が出来ない事がこの子の特性なんだと、発達の本を読んだり調べたりして、やっと私が理解しました。

また感覚過敏も当てはまる事が多いです。

ピアノは4歳から習ってました。楽譜は読めませんが、スラスラ弾けていました。今は辞めてたので、全く弾けません。

不登校になったきっかけ

学校に行く事が大好きだと思ってた息子ですが、学校へ行くと「教室がザワザワして気持ち悪い。頭が痛い。」と言い、給食は食べれず机に伏せている状態が続き、早退や欠席が多くなりました。

最初はまさか学校が合わないとは思いませんでした。

でも思い当たる事はありました。
まずコロナ明けで今までのように友達とワイワイ近寄って遊べなかったり、コロナで普通が変わってしまった事、コロナ休校中に家の前で利き手を骨折して、あまりの痛さと辛さを知って、ギプスをしながらの登校が大変だったこと。
さらに、今思うとアトピーで元々つらい体、汗をかくとかゆくてかゆくて仕方ない体で、他の子よりも学校に行くだけでしんどい思いをしてたんだよなあ、と感じそれも大きな原因だと思っています。
ギプスの中も蒸れてかゆく、食欲もなく「頭痛がする」か、イライラするか、どちらか。
この頃は人が変わった様に物に当たったり荒れていました。

「もしかして息子は学校という環境が合わないのかも」と気付いた時、「さすが私の子だなー」と思いました。私は不登校になった事はないですが、保護者として学校に行く事が本当に疲れるし緊張するからです。
私自身、義務教育にも疑問がある所があり、「みんな一緒に同じ事をする」事が現代の教育に合っていないのではないか、学ぶ事ってもっと面白い事のはずでは?など口には出さずに思っていました。ですが息子も感覚でそれを感じていて、自然と学校が無理になったのではないかな、と今は思います。

発達障害に理解のあるその時の担任に言われた事がとても心に残ってます。「息子さんが漢字の繰り返し練習を嫌がったりやる気がないのは、10年後、20年後、人々の生活に、書くと言う行為は必要ないと感覚で分かっているからかも知れません。」と。漢字の「とめ、ハネ」を丁寧に教えている公立の先生にそう言って貰えて、息子の事をちゃんと理解してもらえてると嬉しくなりました。

Branchでは、不登校・発達障害があるお子さま向けに、安心して過ごせる居場所として、「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営しています。

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「学校外で友だちができる」オンラインフリースクール

不登校になってからの保護者の対応

とにかく休みました。精神状態が落ち着くまでは家にいる時間も好きにさせていました。
すると不登校からの不安か、半年ほど経って「寝るのが嫌。明日が来なければいいのに」と夜になると涙をためて言うようになりました。
人と話す事、友達とふざける事が大好きな息子、やっぱり学校に通わせてあげたいと思い、1ヶ月と決めて親子で相談室登校をする事を決めました。休み時間や帰り道、友達と遊ぶのは楽しいですが、それ以外の私と勉強している時間は退屈だしイライラするし。親子共に相談室登校は疲れてやめました(笑)

その頃ちょうどスマブラからFortniteにハマりだして、夕方は必ず友達とオンラインで遊べる環境になり、そのおかげか今はもう「明日が来なければいい」とは言わなくなりました。学校が早く終わる日は、友達の家の前の溜まり場に遊びに行ったりもしています。

私はとにかく情報を探しました。日中過ごせる所や、習い事など。

二駅先のフリースクールも見学に行きました。そこは子供達が自由にしていい所で、ほとんどの子はゲームをしていました。所長さんから息子に「ここは何をしても自由だし、好きな時間に帰っていい。だけどルールが一つだけあって<自分で決める>事だよ」とおっしゃいました。今日は行くのか、行かないのか、何時に帰るのか、自分で決める。
息子は結局そこには通わない選択をしました。理由は「自分で決めるのムリ」だからだそうです。

春休みにはプログラミング教室の体験にも行きました。もともとオンライン通塾でプログラミングはやってたのですが、通った方が他人から認められてやる気が出るのかなと思ったからです。
でも塾の春季講習初日ということもあり、一斉に講師、生徒が塾や教室に押し寄せ、まさにザワザワした環境に息子はムリだったようで結局行ってません。

日中、家以外で過ごせる場所をとにかく探しました。インターネット上で運営している「ホームズクーラーマップ」にも登録して近場のホームスクーラーと遊びに行きたいと思いましたが、息子に断られました。「同い年の人より、年上の人の方が話してて落ち着くから。」だそうです。

周りに似たような人が居なかったので、とにかく不登校関係の記事やブログ、家庭学習教材、家庭教師など調べていました。


親子別室登校の時、ひますぎて自分でミッケを作ってました。好きなことには熱中できます。


私も負けじと描いてました!中々楽しかったです。
親子別室登校した1ヶ月はそういう意味でも私の中でいい思い出です。

現在の過ごし方

不登校になって1年。友達に誘われて、4ヶ月ぶりに先週、お昼休みから学校に行きました。その時は楽しそうでしたが、その後行く気は無さそうです。

「学校の何が一番いや?」と聞くと「国語と社会」と言います。
行きたくないほど国語と社会が苦痛なのは学習障害なのか?とも考えました。
だけど、息子の横で、計算ドリルや家庭教材「すらら」で学習している姿を見ると、色々見えてきました。息子はきっと「理解しているのに何回も同じ事(計算など)をやらさせる」事が苦痛なのです。また、国語や社会は「どうでもいい事をなぜやるのか」と言います。だけど、全く何も知らないかと言えば違って、大人も驚くような歴史の話や事件史や著名人を知っていたりします。

今は、少人数制の小さなフリースクールに週一で通ってます。
そこでは午前中に勉強をして、午後、公園に行ったりボードゲームをしたり、科学実験をしたりして楽しく過ごしています。
また陶芸教室も2回行きました。
2回目はオブジェを作る事しか決めてなくて、先生が粘土をドンと息子の前に置いて「イメージする物をスケッチしてみる?」と言ってくれたのですが、自由に制作することが出来ない息子。やばい。笑。と私は思いました。
すると先生が「触って考えてもいいよ」と言ってくれたので、粘土でコネコネしているうちに「宝箱とかいいかも。」「水中にあるイメージで。」「ドクロも作りたい!」とどんどん進めていけました。


今、製作中の焼く前の物です。宝箱と置物のオブジェ。


製作したうつわ。隕石と書いています。

昔習っていたけど、アトピーで辞めてしまったスイミングも、また習い始めました。体力無いからキツそうですが、泳ぐのは楽しそうです。

もう一つ、昨日から習い始めたのは「eスポーツFortnite英会話」です。こちらはBranchの保護者の方からの情報です。英会話が好きな息子にぴったりでした。初回で緊張があったのもありますが「エネミー!エネミー!(敵)」が多くて(笑)。後ろで見ていてとても微笑ましかったです。

Branchの初回体験をした時、息子はすごく嬉しそうでした。
平日何もない長ーい時間に、大人(中里さん)と大好きなスマブラで遊んで貰えた事が新鮮だったみたいです。
そこからBranchに入会して、コミニティーでは、「UMA部でこんな書き込みあったよね」と私と盛り上がったりしてます。スマブラ部、Fortnite部の部活も毎月楽しみにしていましたが、最近は予定が合わず参加できていません。
メンターさんとは息子の好きなゲームを一緒に遊んで貰っています。
興味がない事は、何回言っても教えても、全く身に付かない息子ですが、「明日はBranchの◯◯さんと何時に予約してるよ」と言うと絶対忘れません(笑)。私が仕事で居なくても自分で忘れず、ちゃんとSkypeなど設定を確認して、約束通り遊んでいるので、それだけで驚きです(笑)
今まではオンラインのみのメンター利用でしたが、実際に会ってみたいとも思ってます。美術館に行ってみたいし、「このメンターさんとは何を一緒に楽しめるだろう」とよく考えます。今は保護者がメンター利用した時のお話をコミニティーで書いてくれたりするので、とても参考になります。

私も、不登校児の居場所がない事をずっと悩んでいたので、Branchの中里さんと最初お話した時、発達デコボコの子、不登校児が集まる所と聞いて、やっと家ではない居場所が出来るかも、と思いました。それまで不登校や発達のことは、学校の先生や病院の先生、スクールカウンセラーとしか話したことが無かったのですが、中里さんにお話した時は、意見やアドバイスじゃなく、ただ聞いてくれて、それがとても嬉しかったです。

また今Branchを利用してて、保護者の皆さんの情報の早さと多さに驚いてます。自分ひとりでは到底見つけられないオンライン講演会や、学校情報、地域や自治体によって行政サービスが違うこと、おすすめの書籍など、為になることばかりでいつも皆さんすごいなあと思って勉強させて貰ってます。
保護者同士でも、デコボコっ子を育てる悩みや、デコボコあるあるネタ、笑。お子さんの年齢や特性はバラバラでも、親としての気持ちや心配は同じだったり。「普通」から外れた子育ての悩みは中々他のママ友には話せなかったりするけど、Branchのコミニティーなら、みんなで分かち合えたり、「ウチも同じだよ」って言ってもらえたり。自分の気持ちがどうしようも無い時がありますが、吐き出せる場所があるだけで救われますね。

子どもの変化

シンプルに元気になりました。ちょうど一年前、学校に頑張って行ってた時は毎日「頭痛い」と言ってたのが、今は全くないです。
以前から外食に行く事を嫌がったり(それなら食べなくて良い、となる。)皮膚科や耳鼻科に行く事も面倒くさいのか、自分の時間を遮られたくないのか、行かない事がよくありました。行ったとしても途中の車内の機嫌は最悪でした。
今は、ほとんど家に居るので、出掛ける事は新鮮なのか嫌がらなくなりましたね(笑)。学校というストレスが無くなったから、他でも余裕が出てきたように感じます。

今はFortniteで、夕方は必ず友達と遊んでいます
PCは最初プログラミング講習とタイピングしか出来なかったのですが、Branchに入ってDiscordを覚え、今はFortniteの掲示板などで情報交換をしてたりします。「高校生か!」てツッコミたくなりますが、私にも嬉々として見せてくれますし、インターネットの世界も息子の居場所のひとつとしてあることに安心します。
BranchでもFortniteで一緒に遊べる子と仲良くなり個別に連絡とったりしているようです。
家に居ても、人と繋がっている安心感があるのか、今は不安で寝れない事もなく、精神面でも安定しています。


今は姫路城やってます。飼い犬がピースを取っていく…

保護者の願い

英語が得意なので「海外旅行に行ってみたい」と言っています。
「本物のモナリザを見てみたい」「世界遺産見てみたい」とも言っていますね。


ゴッホをみて興奮冷めやらず模写!うしろは得意の2000ピースパズルです


私としては好きなことをして欲しいけど、自然から離れて欲しくないなという思いがあります。
都会だと息苦しいかなって思うんです。自然がないのは不自然かな、と思います。


弟と海で

Branchさんとの関わりで言えば、息子が例えばどなたかメンターさんやスタッフさんと、時間をかけてもっと仲良くなったとして、良き兄さんのように慕う様にもしなったとすれば、それは息子の人生にとっての素晴らしいターニングポイントだし、プライスレスな出会いだと思います。

そうであったらいいなと思います。

可能性、希望、未来への投資という意味で、Branchをうまく利用して、息子には色んな大人と触れ合ってほしいと思っています。

発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?

Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営していて、以下のような特徴があります。

  1. 同じように「発達障害」や「不登校」で悩まれている保護者の方達がお悩みや困りごとを相談できる安心できるコミュニティや、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
  2. NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
  3. 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。

もっと詳しく知りたい 》

Branchオンラインフリースクールは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。

「学校外で友だちができる」Branchオンラインフリースクール


その他のインタビューはこちら。
【学年別】不登校のきっかけと対応、利用した支援やその後の変化 – 当事者・保護者インタビュー記事まとめ

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Branchで解決できること

 研修を受け、発達障害の特性にも理解があるスタッフが献身的にサポート

 自分の「好き」から 遊べるイベントが盛り沢山

 特性に沿ったお子さまのサポート方法をスタッフが一緒に考案します

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ライター/著者プロフイール

中里 祐次のアバター 中里 祐次 代表取締役

Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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