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子どもの不登校に夫婦の意見が合わない時、どうしてる?実際にママに聞いてみた。

不登校に対して夫婦の意見が違う…どうすればいい?

こんにちは。不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branchコミュニティです。

お子さんの不登校に対して、片方は「学校に行かせるべき」、片方は「休ませるべき」と、夫婦で意見が違ってしまうと、ストレスが溜まってしまいます…。

互いに傾聴し会えたらいいとわかっていても、やっぱり、なかなか難しく…。

ただ、子どもたちのためにも、少しでも冷静になって子どもたちのお話がしたいですよね。

そこで今回は、発達障害や不登校の子が集まるBranchオンラインフリースクールにて、

実際にどのように夫婦の意見の違いに対処しているか、不登校の子どもを持つ3名のママにインタビューしてみました。

参考になれば幸いです。

目次

①「専門家など第三者が書いたもの」の内容を介して話す

最初の回答は、

「専門家など第三者が書いたもの」の内容を介して話す

というもの。

ただ夫婦でお互いに意見を言い合うと、雰囲気が悪くなってしまうので、

  • 不登校に関して書かれた書籍
  • 不登校の専門家のインタビュー動画

など、専門家や第三者が携わったコンテンツを挟み、「この意見、どう思う?」など話し合うことで、ただ言い合ってしまう状況を防ぐ方法です。

以下は、branchの保護者の方の声です。

保護者

半年前、うちの子が教室に入ることを拒否して癇癪を起こしたり、行き渋りが強くなり出した頃、

「もう限界なのだろうから休ませた方がいいのでは」と考える私と、

「できるだけ学校には行かせるべき」と考える夫で考えが合いませんでした。



でも、2人とも100%こうだ!という考えを持っているわけではなくて、どちらも迷ったり葛藤しながらの「今はこう思う」なんだよね…と、半年過ぎた今は思いますが。

当時はお互いに自分の考えを言い合うだけで、いつまでも平行線のままで気が滅入りました。

しかし、不登校や発達障害の書籍を読んだり、ネットの記事やYouTube(本田先生)を見たりと、

「専門家など第三者が書いたもの」の内容を介して話をするようになってから、少しずつ話しやすくなってきました。



こんな風に書いてあったよーと教えたり、この部分はすごくわかるんだよねと共有したり、息子の場合はどうなんだろうか?と一緒に考えたり。

すでに相談先を持っている方は、お子さんのことをある程度知っている第三者と話をする機会もあると思います。

しかし我が家の場合は、発達の主治医もおらず、学校のスクールカウンセラーとは一度だけ話してやめてしまっていたので、書籍やネットが主な情報収集源でした。

書籍は、Branchのみなさんが情報交換で紹介してくれている本を中心に、ネットや書店で見かけて気になったものを購入して読んでいます。

選ぶ本も夫婦で違うので面白いです。

私は、学校に行かなくても大丈夫だと安心したい、不登校を受け入れて別の道を見つけたい!という視点で本を選ぶことが多いけど、

夫は(将来自立するために)どんな勉強をさせるべきか、といった勉強法の本だったり、ゲーム依存の本を買ってきます(笑)

個人的に特に買ってよかったなと思うのは、「学校に行かない君が教えてくれたこと」という、今じんこさんのコミックエッセイです。

泣きながら読んで、「不登校の子を持つ母親の心の葛藤や苦悩が全部わかるから読んでほしい」と言って夫に渡しました。

②一番苦しいことを共有する

次は…

パートナーに、自分の一番苦しいことを共有してもらう

というもの。

不登校に関して、保護者の方が通る苦しい体験を、パートナーにも体験してもらうことで、お互いの大変さを理解し合います。

以下は、branchの保護者の方の声です。

保護者

我家は共働きで、私は9:00出勤、帰宅は19:00頃。
父親は毎日終電近くの帰宅…といった生活スタイルを長年続けています。

息子は1才から保育園に預け、小学校入学と同時に学童にも行かせ、それらの組織に所属するたびに私が役員なども引き受け…。

ほとんど全ての対応を私がやってきました。いわゆるワンオペってやつですね…

なので、父親との情報共有をいかにうまくやるかが永遠のテーマです。

息子は小学6年の5月頃から腹痛や胸のドキドキの症状がはじまり、段々と登校できなくなりました。

その頃はまだ原因ははっきりわからず、担任にはお母さんが連れてきてくださいとか背中を押さないでどうするんですか…などの圧力をかけられ、私はなんとか行かせないといけない…という呪いをかけられた感じでした。

でもその初期の頃、登校させないほうがよいと本やネットで得た情報を伝えてくれて、無理させないで休ませることをすすめてくれたのは、父親のほうでした。

そうは言っても、担任からは毎夕電話が来るし、朝は登校できないと電話をしなければならないし…。

対応するのは全て私で、代わりにやってくれることはなかったので、お願いしてもまったく協力が得られないイライラから、息子の前でも口論となることはしょっちゅうでした

中学入学から、担任と特別支援教室の先生の2人からの電話攻撃が頻繁すぎて私が疲弊してしまい…、夏休み前くらいから父親に連絡担当を変わってもらいました。

でも、結局は家に居ない人なので、学校からの要求には答えられるはずもなく…。

しまいには父親は「学校とは全ての縁を切りたい」と言うようになりました。

しかし、在籍校と絶縁状態になるわけにはいかないので、なんとか歩み寄りをするようにお願いしてもなかなか受け入れてくれず…。

この件でも口論は絶えなかったです。

結局は、5ヶ月くらいでまた私が学校との連絡担当に戻りました。
だいたいの口論の結末は、私があきらめるってパターンでしょうか…

でも、父親に5ヶ月間学校対応をやってもらったことで、学校という古い組織の考え方や、担任の対応の悪さや話しを聞いてくれない態度などを父親も理解したみたいで、いちばん苦しいことを共有できたように思います。

現在は、私が学校担任、フリースクール、医療機関、習い事など全ての対応をやっていますが、前みたいにイライラせずにいろいろ情報共有できるようになったように思います。

③ペアトレを受講する

ペアトレを行う

という声も挙がりました。

ペアトレとは、子どもの行動に対して適切に対応するためのスキルを身につけることで、発達障害を持つ子どもの子育ての困りごとを解消する、保護者向けのプログラムです。

以下はbranchの保護者の方の声です。

保護者

うちのことじゃないんですが、知り合いでペアトレを受けたことをきっかけに、ご主人のお子さんへの接し方が激変して口論がなくなったと仰っていた方がいたのを思い出しました。

当初はかなりの強硬手段でペアトレ受講につなげたそうなんですが、いざ受けてみたら効果は大きかったとか。

そう考えると、やっぱり同じ方向を向けているかどうかというところがポイントなのかな。

夫婦だけの話し合いで同意が取れないときに、そういった外部の手助けにうまくつながることができると、また違うのかもしれないですね。

まとめ

以下のような回答がありましたが、いかがでしょうか?

不登校で夫婦の意見が合わない時、どうすればいいの?

「専門家など第三者が書いたもの」の内容を介して話す

一番苦しいことを共有する

ペアトレを受講する

100%意見を合わせることは難しいかと思いますが、本やコンテンツなどを挟む、ペアトレを受講してみるなど、工夫次第で改善できる可能性はあります。

参考になれば幸いです!

「好き」で安心とつながりを育むサードプレイス

この記事を書いているBranchは、不登校・発達障害のお子さま向けの「学校外で友だちができる」Branchコミュニティを運営していて、以下のような特徴があります。

  1. 「学校行きたくない」という気持ちを抱え、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
  2. NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
  3. 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。

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ライター/著者プロフイール

Branchのライター。早稲田大学卒業後、都内ベンチャーキャピタルの企業に勤務しながら、2024年の4月からBranchの運営のお手伝いさせていただくことになりました。子どもたちの「好きなこと」を見つけられるお手伝いや、保護者の方と子どもたちの、心休まる居場所作りをしていきたいです!

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


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株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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