Branchユーザーさんからの「不登校」や「行き渋り」に関する質問を、本田秀夫先生(信州大学医学部 子どものこころの発達医学教室 教授)にお尋ねしました。
その内容の一部を紹介していきます。
YouTube▷「学校行きたくない」の言葉は子どもにとっては問題の始まりではなく最終段階【信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授本田秀夫先生】
保護者からの質問「叩いてくる息子、どのように対処したらいいでしょうか?」
昨年6月から不登校、同時期にASDと診断された小2男子です。1年前から薬(エビリファイ、レクサプロ)を服用中。一人っ子、母子分離不安ありです。徐々に落ち着いてきてますが、時々「暇すぎる!死ぬねー!」と癇癪を起こし、離れて見守る母親にパンチ&キックしてくることがあります。どのように対処すればいいのでしょうか?
本田秀夫先生の回答
適当にかわしつつ、機嫌が良い時に「痛いからやめて」と話す
小2なので理屈でどのくらい納得できるかが分からないですけど、「あなたのため」って言うんではなくて、「お母さん痛いからやめてくれ」って言って構わないと思います。
その上で癇癪起こしてる時にいくらそう言っても余計興奮するだけかもしれないので、そういう時は子どもさんのパンチとキックを適当にかわしたりして頂くしかないですよね。
それで、機嫌が良い時に「お母さんパンチとかキックされると痛いんだよね」っていうのは言って頂いて構わないです。
暇すぎるってもし言ってるんだとすると、「何かやりたいこととかあるんだったら手伝うけど」みたいなことで、暇な時に何やればいいのかを一緒に考えるっていうのは手じゃないでしょうか。
確かに暇だとイライラしてこういう風になることあると思うんです。
例えば、学校以外にどこか出かける場所を確保するとか。
そういったことを一緒に探してみても良いんじゃないでしょうか。
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いかがでしたか?
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発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?
Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営していて、以下のような特徴があります。
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- 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。
Branchオンラインフリースクールは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。
「学校外で友だちができる」Branchオンラインフリースクール
ライター&インタビュアー:中里祐次
Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。