<プログラム内容>
つめたいもの!と言えば、氷。ですが…!本プログラムで使用するのは、もっともっと冷たいドライアイス。冷たいはずなのに直接触ると熱かったり、机に置いておくと、いつのまにか消えてしまったり、そんな不思議な物体ドライアイスで、何でも好きなものを凍らせてみましょう。自分で凍らせたいもの考え、計画を立てて、スーパーまでお買い物にも出かけます!
よく晴れた、3連休の最終日。今回のプログラムには、5歳から小学3年生までのお子さん3名が参加してくれました。
教室で初めて会った学年もばらばらの3人は、最初こそ互いに少し緊張していたものの、途中からは一緒に遊ぶ姿や、手先の器用なお子さんが年下のお子さんの実験をお手伝いしてくれたり、自然と仲良く活動することが出来ました。
他年令集団での交流は、年長さんには責任感が育ち、年少さんは目標にできる子が近くに居ることで考えや行動の幅を広げていくきっかけになります。
学習塾には無い、他年令集団での交流ができるのもRootsの魅力のひとつです。
机の上には、ぶくぶくと泡立つ不思議な液体が入ったビーカーや、プチトマト、もやし、ばなな、さらにはコインと不思議な組み合わせの実験道具が並びんでいます。
「これなに〜〜?」と、床に置いてあった白い固まりにひとりのお子さんが気がつきました。仲良くおもちゃを一緒に片付け、みんなで実験スタートです。
ぶくぶくと泡立つ液体に、プチトマトを入れ、少し待ち取り出した先生が、、、
机の上に突然プチトマトを上から落とします!!!
「つぶれちゃう!!」と、思った瞬間「コツンッ!!」とすごい音がして、トマトが机の上を転がって行きます。なんと、ビーカーのなかの不思議な液体につけたことで、プチトマトは凍ってしまったようです!
「えぇ〜〜〜!」と声が上がり、次は自分で実践。机の上の好きなものを次々と凍らせていきます。
自由度の高い行動から見いだす、お子さんの思考スタイル
本プログラムでは、ドライアイスを使った科学的な実験を主に行いますが、その活動のひとつとして、子ども達自身が凍らせたいものを考え、計画を立て、近くのスーパーマーケットまでお買い物に行く活動を行います。
500円という予算内で、何を買っても自由。このような、日常に近い行動、しかも選択や計画まで全て子ども達自身が行う自由度の高い活動から、その子の思考スタイルが分かります。
思考スタイルとは?
思考スタイルとは、お子さんの「能力」そのものではなく能力を使う時の「好み」のこと。
子ども達は、ひとりひとり全く違う「考え方」や「行い方」の好みを持っています。「そんなこと当然でしょ?」と思ってしまいますが、家族や親子では一般的に似た性質を持っていることが多かったり、日常の何気ない発言や生活習慣のなかではなかなか気がつきにくいこともあり、お子さんの思考スタイルに分析して、理解することは難しいように思います。
Rootsでは、そのような思考スタイルやお子さんの興味を分析して「好きなこと通信簿」を制作しています。お子さんの『好き』をのばすきっかけを作るため、思考や好みをスタッフが詳しく分析。今回は様々な視点のなかのひとつである、思考スタイルについてご紹介します。
お子さんの思考スタイル①自分のアイデアを持つこと。
買い物の計画を立てている時のこと。「何でもいいよ〜〜」という先生の言葉に、
「たまご!」「たまご〜〜??」「面白そう。」と次々アイディアが飛び出します。
子ども達同士やスタッフと話ながら計画を立てることで、話合いのなかで人から影響を受けつつ、意見をまとめているようでした。この子は対人関係を築くのが上手な様子。初対面の3人のなかでもムードメーカーとして、場を作ってくれました。
そんななか、ひとり淡々と 計画書を埋めている子の姿が…!計画書を覗き込むと、ビールやラムネなど独自の考えもっています。このように、意見をまとめる際に自分の中から考えをまとめる子、逆に周りの意見を取り入れながらまとめていく子に分かれていることが分かります。
お子さんの思考スタイル②手順や順序を大切にすること。
今回のコンテンツで使用したドライアイスは、様々なものを凍らせるだけでなく、ものとの摩擦が少ないという特製を持っています。
それを活かし、途中机の上でドライアイスホッケーなる遊びを考えました。
机の上での、凍らせる作業と対照的に身体を使った遊びは新鮮で、興味を持った子どもたちは自分たちでルールを考えながら遊んでいました。
一方で、凍らせる作業をずっと続けるお子さんもいます。
この子は、自分のなかで物事の順序を立て、実行していくタイプのようで、周りに流されることなく最後まで自分の予想・実験検証を繰り返していました。
一方で、目についたものに敏感に興味を示し、実行して行けるタイプのお子さんもいます。この様なタイプは、注意力が分散しているため、広く様々なものに興味を示す傾向があり、それだけ物事を経験から理解していくことができるタイプです。
「思考スタイル」で広がる可能性。
お子さんの「好き」や興味はもちろん、思考スタイルや認知特性など物事への取り組み方の得意を知れることは、お子さんの新たな能力を知り、のばしていく大きなきっかけになります。
そのような、「好き」や「得意」は学習や学力に関係が無いことも多いため、学校教育のなかでは大切にされることが少ないように思います。
しかし、お子さんの「好き」を受け止め対話していくことで、お子さんは自分自身に自信が持ち、もっともっと「得意」をのばし成長することができます。
そのように自由に伸びて行く「得意」はいつかどこかで、学力や生きる力に繋がり、お子さんを助けてくれる大切なものになるのではないでしょうか。
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