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Branch(ブランチ)に集う10組の親子の像と抱える課題

Branch(ブランチ)のサービスを利用するお子さんは、主に不登校や発達障害が原因で、家以外に居場所がなく、自信がない、つながりや友だちを求めているという状態にあります。ここでは、それぞれが抱える具体的な課題と、Branch(ブランチ)での活動を通じて見られた変化や解決の糸口を、10のパターンに分けてご紹介します。(名前はすべて仮名です)

目次

1.プロの夢を胸に秘めるも、親の期待を恐れる少年:ユウダイ君

ユウダイ君(小6)は、小学6年生まで登校していた優秀な男の子ですが、現在はフォートナイトでプロを目指しています。口数が控えめで、「プロを目指したいと言ったら笑われるのが怖い、恥ずかしい」と感じており、夢を隠していました。
保護者さまからは「学校に通わないとだめ」と言われており、夢中になれることとBranch(ブランチ)での活動を迷っていました。

【課題】 自分の夢を否定されることへの恐怖。親の期待と、特定の目標を内緒で追求したいというニーズの葛藤。
【Branchでの変化】 個別プログラムを通して、メンターと上手くなるための練習方法について真剣に相談することができ、好きなことを否定されずにアドバイスを得られる場となりました。

2.強い不安感から社会との接点を失った少年:タケル君

タケル君(小3相当)は2年生の夏休み明けから完全不登校の少年です。ASDと不安障害の診断を受けており、外にはウイルスや虫がいるという認識から外出ができず、夜寝るのが怖く母子分離不安が非常に強いという課題も抱えていました。

【課題】 強い不安感から外出できず社会との接点がないこと。不安が強く、最初の一歩が踏み出せないでいる。
【Branchでの変化】 Branch(ブランチ)は「学校に行かせようとしない関わり」の中で安心感を育む場所です。タケル君のように外出が難しいお子さまでも、「みんなの投稿チェック型」(約30%)などで、無理のない形で社会との接点を持つことが可能です。

3.感覚過敏と集団の苦手さ、きょうだい問題に悩む少年:シュウタ君

シュウタ君(小4〜小5)は、ASDおよびADHDの診断を受けています。集団行動が苦手で全体指示が通りにくく、音、匂い、味、汚れなどに感覚過敏があります。また、家庭内では兄との関係性に困っており、保護者さまはきょうだいそれぞれに居場所が必要だと感じていました。

【課題】 集団が苦手な特性への配慮、兄弟それぞれが安心して過ごせる居場所の確保。
【Branchでの変化】 Branch(ブランチ)では、子どもが主体となりルールを作るなど強制ゼロの環境であり、特性による困り感を感じにくい場所です。自分のペースで参加できるマイクラなどの部活やイベントを見つけることができます。

4.家族の肯定も届かないほど自己肯定感が低い少女:マホさん

マホさん(小3〜小4)は、1年以上学校に行っておらず、友達とも疎遠になってしまいました。特に自己肯定感が低い状態にあり、家族がいくら肯定的に伝えても、「どうせ私なんか」「無理だし」とすぐに否定的な言葉が出てしまうことに、保護者さまは心を痛めていました。

【課題】 家族以外の人に褒めてもらえたり、認めてくれる場を見つけ、低下した自己肯定感を回復させること。
【Branchでの変化】 個別プログラムやコミュニティの「おひろめ場」で作品を投稿し、家族以外から肯定的な評価(リアクション/コメント)を得ることで、自信の回復へとつなげることを期待しています。

5.創作と探究活動は得意だが共有相手がいない中学生:コウジ君

中学2年生のコウジ君は、以前オンラインゲームで嫌なコメントを受けた経験から、映画を見るようになり、現在は週に3〜4本鑑賞しています。映画の感想などをノートに深く書き留めているものの、その深い探究活動の成果や感想を共有し、反応を得られるコミュニティの場がないことに課題を感じていました。

【課題】 深まった興味や、制作物(感想ノートなど)を、他者と共有し、肯定的な反応を得られる居場所。
【Branchでの変化】 プログラム内で映画の感想についてメンターと話し、保護者からも「彼が楽しいと思っているのでよさそう」と評価されました。コミュニティのチャンネル内に自身の探究を共有する場を見つけ、アウトプットの喜びを得るきっかけとなりました。

6.興味の幅は広いが、周りに共有できる仲間がいない少年:カズキ君

カズキ君(小学生)は、言語能力が高く、図書館で非常に多岐にわたる本を借りるほど、興味の幅が広い男の子です。しかし、彼が興味を持つこと(水風呂、梅干し、ダージリン、食べ物、偏食など)に対して、同年代で共通の「好き」を持つ友人が周りにいないという課題を抱えていました。また、人に指示されるのが嫌だと感じています。

【課題】 自分の「好き」を共有できる、気の合う同年代の友人と出会うこと。
【Branchでの変化】 Branch(ブランチ)のコミュニティ(Discord)で、共通の「好き」を持つ友人と出会い、ボイスチャンネルでの交流(約50%が参加)を通じて、無理なく横のつながりを持ち始めます。

7.勉強意欲が持てず、自宅での過ごし方で焦燥感を抱える中学生:シンゴ君

シンゴ君(中2)は家が好きで、パソコンに向かう時間が多く、本来は勘が良く勉強ができるタイプですが、本人に全く欲がなく勉強をしないため、保護者さまは「もったいない」と感じています。弟がBranch(ブランチ)の友達とマイクラをして楽しんでいるのを見て、自分もやってみたいと感じていました。

【課題】 本人の学習意欲の欠如に対する保護者さまの焦燥感。好きなことを通じて意欲を引き出し、打ち込んでほしい。 【Branchでの変化】 弟の様子から Branch(ブランチ)に興味を持ち、マイクラカップへの参加を希望するなど、好きなことを通じて自発的な意欲が生まれました。

8.負けやからかいに敏感な、交流に不安を持つ少年:ケンジ君

ケンジ君(小3/小4)は通常学級に通級指導教室を利用しており、ゲームや工作が好きです。しかし、負けることや、からかわれることを非常に嫌がります。オンラインでの他のお子さんたちとの交流には不安を感じるかもしれないと、保護者さまは懸念していました。

【課題】 負の感情につながるリスクを避けつつ、他者との交流の場を持つこと。
【Branchでの変化】 Branch(ブランチ)では、相手を否定したり傷つけることをやめるなど「お互いをリスペクトしよう」というグランドルールを設けており、スタッフがトラブル発生時のサポートとケアを行う。安心して好きなゲームを楽しみながら、コミュニケーションを練習できる場となっています。

9.コミュニティ利用が初めてで、つながりを探す少年:タクヤ君

タクヤ君(小2)は、完全不登校の状況です。マリオカート、マリオメーカー、将棋など多岐にわたる興味を持ちますが、同年代との繋がりがあまりなく、一緒に遊んだり話ができたりする人を求めてBranch(ブランチ)を訪れました。コミュニティの利用自体が初めてで、現段階では不安を感じています。

【課題】 自分の「好き」を共有できる仲間、新しいコミュニティへの参加に対する不安。
【Branchでの変化】 体験を通じて、マリオカートなど好きなゲームについてメンターと交流し「また遊びたいなと思っている」という前向きな感想が聞かれました。個別プログラムでの安心を土台に、横のつながりへと移行することを目指します。

10.自己肯定感が低く、家庭内に居場所がない少女:カンナさん

カンナさん(小2/小3)はASD診断があり、不注意や過集中の特性があります。3人きょうだいで、自分の落ち着く居場所を、家の中でも持てていない様子がありました。兄が作品を投稿している様子を見て興味を持ち、自分の作品を褒めてもらうことで、自信につなげたいと強く期待していました。

【課題】 自己肯定感の低さ、家庭内での居場所のなさ。
【Branchでの変化】 Branch(ブランチ)が彼女にとって「落ち着く居場所」になることを期待しており、作品の投稿を通じて、家族以外からの肯定的な評価を得る機会が増えることを見込んでいます。

Branch(ブランチ)での回復と安心のステップ

これらの多様な課題を抱えるお子さまに対して、Branch(ブランチ)は「好き」を起点とした段階的なサポート(Branch Home+)を提供しています。

ステップ1:不安が強いお子さまへの最初の一歩(個別プログラム)

不登校や発達障害のお子さまは、新しい集団や環境に対して強い不安を感じていることが多いです。特に、人との関わりに抵抗や不安があるお子さん、チャットでのコミュニケーションが苦手な低学年のお子さん、またはユウダイ君のように特定の目標を内緒で追求したいお子さんにとっては、いきなりコミュニティに飛び込むのは困難です。
そこで新プランに含まれる「好きなことプログラム」では、まず大人のスタッフと1対1で、お子さまの「好き」なこと(ゲーム、読書、将棋など)を徹底的に尊重して一緒に過ごします。

・信頼の構築と安心の確保:この個別プログラムを通じて、お子さまは「自分の好きなことが否定されない」という安心感を積み重ね、メンターとの安心できる関係を築きます。

・自己肯定感の回復:メンターは結果ではなくプロセスを重視し、具体的に褒めることを心がけています。褒められる経験を重ねることで、マホさんやカンナさんのような自己肯定感の低いお子さまが自信を回復するサポートとなります。

ステップ2:好きなことを共有し、ゆるやかに繋がる(コミュニティ活動)

個別プログラムで安心を確保した後、お子さまはBranch(ブランチ)のオンラインコミュニティ(Discord)を通じて、横のつながりを持ち始めます。

・多様な参加スタイル:コミュニティの利用者には、積極的にイベントに参加する「ボイスチャンネル参加型」(約50%)もいれば、チャットの動向をチェックし所属感を得る「みんなの投稿チェック型」(約30%)もいます。タケル君のように外出が難しいお子さまでも、無理のない形で社会との接点を持つことが可能です。

・共通の「好き」での交流:コミュニティには様々な「部活」(マイクラ、フォートナイト、イラスト部など)があり、カズキ君やコウジ君のように特定の興味を深く持つお子さまが、共感し合える仲間と出会えます。また、作品や探求の成果を投稿する「おひろめ場」もあり、自己表現と他者からのポジティブな反応を得る場となっています。

保護者さまの心のケアと情報提供

不登校や発達障害の子育ては、保護者さま自身が孤独を感じやすい状況です。Branch(ブランチ)は、保護者さまのサポートも重視しています。

・保護者コミュニティ:Branch(ブランチ)には保護者専用のチャンネルがあり(例:「気軽に質問」や「情報交換」)、同じ悩みを持つ保護者さまとの共感や情報共有が可能です。ここでは、同じ悩みを持つ保護者さま同士が共感し合い、「一人で悩んでいる状態」から抜け出すことができます。

・「親の呪いをとくラジオ」:Podcast「親の呪いをとくラジオ」では、「親はこうあらねばならない」「子どもをこう育てなければならない」といった親がかかっている「呪い」を回ごとにとくことで、「学校に戻さなきゃ」や「勉強させなきゃ」といった親の「べき思考」をロジカルにとっぱらい、聞いている親の心がラクになるような情報を提供しています。

まとめ

Branch(ブランチ)に集まるお子さまや保護者さまは、不登校や発達障害という状況下で、孤独感や将来への漠然とした不安、そして「好きなことはあるが、それを肯定的に伸ばせる環境や仲間がいない」という複合的な課題を抱えています。

Branch(ブランチ)は、お子さまが「好き」を土台に、まずは安心できる大人(メンター)とつながり(個別プログラム)、その後に無理なく横のつながり(コミュニティ)へと移行できる段階的な居場所を提供することで、これらの課題に寄り添います。私たちは、子どもたちが自分のペースで、評価や強制のない環境で「好き」に夢中になれることが、結果的に社会とのつながりや自信へと結びつくと信じています。保護者さまもまた、共感し合えるコミュニティや情報提供を通じて、孤独から解放されます。

お子さまの「好き」を大切に、安心できる居場所をBranch(ブランチ)で一緒に見つけていきましょう。

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ライター/著者プロフイール

中里 祐次のアバター 中里 祐次 代表取締役

Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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