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小学一年生からの行き渋り、中学で二度目の不登校。ASDの息子が好きなゲームを武器に自信を取り戻し、バイトへ挑戦するまでの軌跡

こんにちは。不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branchです。

お子さんが学校に行けなくなったとき、保護者の方は「この子の将来はどうなるのだろう」「何が正解なのだろう」と、出口の見えない不安の中に放り出されたような気持ちになるかもしれません。周りからの何気ないアドバイスに傷ついたり、自分を責めてしまったりすることもあるでしょう。

この記事では、小学一年生の頃から登園・登校に悩み、中学校で二度目の不登校を経験したASD(自閉症スペクトラム)の男の子、和也さん(仮名)とお母さんの美香さん(仮名)の歩みをご紹介します。葛藤の末に「好きなこと(ゲーム)」を肯定し、少しずつ外の世界へと踏み出していった親子の体験談が、今悩んでいる方の小さな光になれば幸いです。


目次

小1からの行き渋りと、小2で直面した「理解の壁」

和也さんは保育園の頃から登園が難しく、年長の頃にはお母さんが引きずって連れて行くような状態でした。小学校に入学してからも、お母さんが教室まで送り届け、担任の先生に手渡す毎日。幸い、一年生の頃は個別対応をしてくれる理解のある先生でしたが、二年生で状況が一変します。

新しい担任の先生は「個別対応はしない」と宣言。学校という枠組みに無理に合わせようとする中で、夏休み明けに和也さんは不登校になりました。この時期に「自閉症スペクトラム(ASD)」の診断を受け、和也さんの特性が明らかになります。

三年生からは校長先生の提案で特別支援学級(情緒級)へ。理解ある先生との出会いにより、少しずつ交流級や運動会、さらには修学旅行にも参加できるようになり、小学校時代は比較的安定して過ごすことができました。

中学校での「過剰適応」と二度目の不登校

中学校への進学は、新型コロナウイルスによる休校期間と重なりました。先行きの見えない不安の中、和也さんは美術部での活動を楽しむなど、一見順調に見えた時期もありました。しかし、今振り返ればそれは無理をして周囲に合わせる「過剰適応」の状態だったのかもしれません。

支援級専門の担任が不在で、教科担任が兼務するという体制、そして交流級での負担が和也さんのエネルギーを削っていきました。中学二年生の運動会明け、ついに二度目の不登校に。三年生になっても学校へ戻ることはなく、卒業後の進路についても「進学しない」という決断を下しました。

「ゲーム全振り」への批判と、Branch(ブランチ)での出会い

自信もやる気も失ってしまった和也さん。そんな彼が唯一興味を示したのが、ゲーミングPCでのゲームでした。「これを突破口にするしかない」と考えた美香さんは、2022年9月、Branch(ブランチ)への入会を決めます。

当時は親戚や知人から「ゲームばかりさせず、塾やアウトドアなどの自然体験をさせた方がいいのでは?」と批判的な言葉を投げかけられることもあったそうです。しかし、美香さんは「ゲーム以外のことには全くやる気が起きない」という息子の現状を信じ、Branch(ブランチ)というコミュニティに居場所を求めました。

Branch(ブランチ)に入ってからの和也さんは、少しずつ変化を見せ始めます。オンライン上で「スプラの先生」として他の子供たちや保護者と繋がることで、自分の存在を肯定される経験を積み重ねていきました。

「当時、ゲームをさせる選択への理解を得るのは難しかったですが、Branch(ブランチ)の保護者さんや他のお子さんたちから良いフィードバックをもらえたことが、私にとっても大きな救いでした。『存在を認められた』という感覚が持てたんです」

と、美香さんは語ります。

「自分を大事にする」ことで見えた、高校進学とバイトへの一歩

美香さん自身も、最初は「自分はどうでもいいから息子を何とかしてほしい」という思いが強かったと言います。しかし、Branch(ブランチ)で他の保護者と交流するうちに、「自分自身を大事にできないと、本当の意味で子供を大事にすることはできない」という大きな気づきを得ました。

和也さんにも変化が訪れます。Branch(ブランチ)の友達から新しいゲームに誘われる中で、少しずつ「ゲーム以外のことにも挑戦できるかも」という意欲が芽生えてきました。そして2023年末、ついに自ら高校進学を決意。

2025年に入ると、お姉さんの影響でアルバイトにも挑戦しました。近所のスーパーや雑貨店での面接は、残念ながら不採用という結果に終わりましたが、以前の彼なら崩れてしまっていたかもしれない「失敗」も、今では一つの人生経験として捉えられるようになっています。現在は、Branch(ブランチ)のメンターとしての活動にチャレンジし、新たな一歩を踏み出しています。


まとめ

和也さんと美香さんの歩みは、決して平坦なものではありませんでした。小1からの行き渋り、二度の不登校、そして周囲の無理解。しかし、その時々の苦しみがあったからこそ、今、目の前の息子が自分らしく生きていることに感謝できるのだと美香さんは言います。

不登校になると、親はどうしても「学校に戻ること」をゴールにしてしまいがちです。しかし、大切なのは学校に行くことではなく、お子さんが「自分のままでいいんだ」と自信を持ち、エネルギーを蓄えることです。和也さんの場合、それは大好きなゲームを全力で肯定されること、そして親である美香さん自身が自分を大切にし、心の余裕を取り戻すことでした。

「子供はすぐに大きくなってしまうから、どうすれば今この瞬間の子育てをエンジョイできるか、皆で考えていきましょう」という美香さんの言葉には、同じ悩みを持つ保護者への深い共感とエールが込められています。Branch(ブランチ)は、これからもそんな親子が安心して羽を休め、次の一歩を見つけられるような居場所であり続けたいと考えています。

発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?

Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」Branchコミュニティを運営していて、以下のような特徴があります。

  1. 同じように「学校行きたくない」という気持ちを抱え、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
  2. NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
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Branchコミュニティは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。

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ライター/著者プロフイール

中里 祐次のアバター 中里 祐次 代表取締役

Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


会社概要

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社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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