
※プライバシー保護のため、お子様のお名前は「はるきくん」、保護者様のお名前は「Sさん」と仮名で記載しております。
こんにちは。不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branch(ブランチ)です。
お子さんが将来について「どうせ自分なんて」「働きたくない」と悲観的な言葉を口にするとき、親御さんの心には、言葉にできないほどの焦りや不安が広がるものです。「このまま社会から取り残されてしまうのではないか」と、暗いトンネルの中にいるような気持ちになることもあるでしょう。
はるきくんも、かつては将来への強い不安から「一生ニートがいい」と話し、一時は進学に対しても完全に後ろ向きになってしまった時期がありました。しかし、Branch(ブランチ)での「好き」を軸にした活動や、周囲の大人との関わりを通じて、彼は少しずつ自分だけの「歩き方」を見つけていきます。
この記事では、はるきくんがパニックや癇癪を乗り越え、自分にぴったりの学び場を見つけるまでの、約2年半の軌跡をご紹介します。今、お子さんの将来に不安を感じている保護者の方にとって、少しでも希望の光となるようなストーリーになれば幸いです。
「世界への不安」と「自己否定」に沈んでいた日々
中学時代のはるきくんは、非常に感受性が強く、YouTubeで流れる世界情勢(ロシア・ウクライナ情勢など)のニュースに強い不安を感じてパニックになることがありました。
当時の主な課題は以下の通りです。
- 外出の壁: 近所の買い物でさえ、お母様の付き添いなしでは難しい状態でした。
- 将来への悲観: 「勉強ができない」「学校に行けていない」という事実に押しつぶされ、「社会に出ても役に立たない」と自分を否定する言葉が増えていました。
- コミュニケーションの疲れ: 人に興味はあるものの、関わるとひどく消耗してしまい、自分の居場所をどう作ればいいのか葛藤していました。
そんな中、Branch(ブランチ)のオンラインコミュニティや、スタッフとのマイクラでの交流が、彼にとって「疲れすぎない、安心できる社会」としての役割を果たし始めました。
「好き」が自信に変わる:一人旅とメンターへの挑戦
自分のペースで鉄道やマイクラの世界を深めていくうちに、はるきくんの中に少しずつ「やってみたい」という意欲が芽生え始めます。
2023年の夏、あんなに外出を怖がっていた彼が、青春18きっぷを手に一人で仙台や大阪まで旅に出たのです。「自分で計画し、一人で移動し、帰ってこれた」という成功体験は、彼の自己肯定感を劇的に変えました。
さらに、Branch(ブランチ)では年下の子の遊び相手を務める「メンター」としてのアルバイトも開始。自分の得意なマイクラの知識で誰かを喜ばせる体験は、彼に「自分も社会の役に立てる」という確かな手応えを与えてくれました。
挫折を乗り越え、見つけた「自分らしい学び」の形
高校進学にあたっては、大きな壁にぶつかりました。「高校=勉強しなくてはいけない場所」というトラウマに近い拒否感があり、一時は進学そのものを諦めかけ、精神的に不安定な時期を過ごしました。
しかし、お母様のSさんは「ダメだったらその時また次の道を探せばいいよ」という一貫した姿勢で彼に伴走し続けました。その結果、はるきくんは自らの意志で「日本航空高等学校 メタバース工学科」への転学を決めました。
この学科には、はるきくんにとって理想的な環境が整っていました。
- 専門性を単位に: 卒業に必要な単位のうち、3Dモデリングやメタバース空間制作などの専門科目で多くを取得できる。
- 負担の少ない仕組み: テストをPCで受けられるなど、彼の苦手な「書くこと」への配慮がある。
- 馴染みのある交流: 普段から使い慣れているDiscordでのコミュニティがある。
「勉強は嫌いだけど、3Dモデリングならやりたい」。自分の特性と「好き」を両立できる場所を見つけたことで、彼は再び前を向き始めました。
培った力が地域社会へ:フリースクールでの活躍
はるきくんの成長は、Branch(ブランチ)の外でも花開いています。最近では、以前通っていた通学型のフリースクールから声がかかり、外出プログラムの引率ボランティアを始めました。
そこでの彼の振る舞いは、スタッフの方々を驚かせました。
「小さい子たちにとても優しくて、さすがBranch(ブランチ)でメンターをしているだけあるわ!」
Branch(ブランチ)で培った「年下の子に寄り添う経験」が、他のコミュニティでも高く評価されたのです。一時は「他人と関わるのが嫌だ」と塞ぎ込んでいた少年が、今では地域のコミュニティを支える側として、頼もしい背中を見せています。
まとめ
はるきくんの歩みは、決して平坦なものではありませんでした。不安で動けなくなる日も、将来に絶望して癇癪を起こす日もありました。しかし、Branch(ブランチ)という「安心できる社会」でメンター活動を経験し、一人旅で自信をつけ、最終的には自分の「好き」を専門的に学べる『メタバース工学科』という居場所を自ら選び取りました。
「一生ニートでいい」という言葉の裏には、実は「変わりたいけれど、どうすればいいか分からない」という悲痛な叫びが隠されていることがあります。その叫びを否定せず、鉄道や3Dモデリングといった「好き」を尊重し続けたことが、彼の自立への種火となりました。
また、Branch(ブランチ)でのメンター経験が、地域のフリースクールでの活動にも活きているというエピソードは、一つの居場所で得た自信が他の場所でも通用する「汎用的な力」に変わることを示しています。これからも、はるきくんがメタバースの世界や地域社会の中で、自分らしく羽ばたいていくのをスタッフ一同応援し続けたいと思います。
発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?
Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」Branchコミュニティを運営していて、以下のような特徴があります。
- 同じように「学校行きたくない」という気持ちを抱え、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
- NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
- 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。
Branchコミュニティは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。







