こんにちは。不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branchコミュニティです。
登校前になると子どもが突然「お腹が痛い」と言い出す―そんな経験はありませんか?
この記事では、子どもが腹痛を訴える背景や、親のサポートのしかたについてお伝えします。
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子どもが登校前に腹痛を訴える理由とは
子どもが登校前に「お腹が痛い」と言い出す背景には、多くの場合、「学校へ行きたくない」という気持ちや不安が隠れています。
また、実際に不安やストレスから身体症状が現れるケースもあります。
ここでは、登校前に限って子供が腹痛を訴える場合の、よくある2つのケースについて紹介します。
1. 本音が言えない場合
子どもは、「病気でもない限り学校を休めない」と思い込んでいることが多いです。
そのため、登校に対する不安を抱えていても「学校に行きたくない」という本音が言えず、代わりに腹痛や頭痛などの症状を訴えることがあります。
また、過去に本音を打ち明けて否定された経験があると、ますます本当の気持ちを言い出しにくくなり、苦し紛れに理由を作る傾向があります。
その他、「服が着られない」「母親の言葉が嫌」といった、さまざまな形で抵抗を示すこともあります。
2. 不安やストレスが身体症状に出る場合
子どもの体は、不安やストレスの影響を受けやすいと言われています。
我慢していた不安やストレスが限界に達し、腹痛や頭痛といった身体症状となって現れることもあります。
学校を休むと決めた途端、症状が治まることもよくあります。
これは、ストレスの原因がなくなったことにより、症状が和らいだ可能性があります。
※ 腹痛を何度も訴えたり、痛みが長引いたりする場合には、医療機関での受診を検討しましょう。
体のSOSを見逃さないよう、まずは子どもの言葉に耳を傾けながら、必要に応じて専門家の意見を取り入れるようにしたいところです。
「仮病では?」と感じたときに考えること
仮病かどうかが本質ではない
重要なのは「本当に痛いのかどうか」ではなく、「なぜそこまでして休みたいのか」という理由です。
たとえ仮病であっても、子どもが嘘をついてまで休みたい理由があるということです。
そこには、いじめや学習への不安、疲れが限界にきているなど、さまざまな理由が潜んでいるかもしれません。
まずは子どもの訴えを否定せず、その背景にある気持ちに目を向けましょう。
「味をしめるのでは?」という不安
「仮病かもしれない」「一度休ませると味をしめてしまうのでは?」と、心配になるのは自然なことです。
しかし、子どもが心底「しんどい」と感じている場合、無理に登校させるより休ませるほうが回復への近道となるでしょう。
休むことで余力が生まれ、次の行動への意欲につながる可能性があります。
まずは「休む選択肢」があることを子どもに理解してもらい、安心感を与えることが大切です。
体験談─子ども時代のSOS
Branchコミュニティの実際の体験談をご紹介します。
「仮病で休ませてもらえたことが息抜きになりました」

Branchの保護者の中には、
子供の頃、優等生でいなければならないというプレッシャーから、半年に1回ほど「頭が痛い」と言って仮病で休んでいたという方もいました。
親には仮病と気づかれていたかもしれないが、それでも休ませてもらえたことで精神的な息抜きができた、と振り返り、「仮病だと分かっても休ませてあげて欲しい」と話していました。
「プレッシャーでお腹を壊しても休めず、今も当時のトラウマが消えません」

あるスタッフは、習い事のサッカーの指導が厳しく、プレッシャーから、練習前に毎回お腹を壊すほどのストレスを感じていたそうです。
それでも当時は言語化できず、ただ「苦しい」と思いながらも休めずに頑張っていました。
大人になった今も、その経験がトラウマとして長く残っているそうです。
子どもを支える親の対応
「腹痛」という訴えだけに目を向けるのではなく、その裏側の気持ちを丁寧に知ろうとする姿勢が最初の一歩です。
休んだ後のフォローや対話を重ねることで、子どもが抱える不安の解消につなげていきましょう。
対話のコツと具体例
- まずは子供の言葉を受け止める
「本当に痛いの?」と疑うと、子どもの防衛心が先に立ち、さらに話しにくくなります。
子供の訴えに耳を傾け、「そうか、つらいんだね」と寄り添う姿勢を見せましょう。 - 休む選択肢を与えてみる
「今日は休んでみる?」と声をかけるだけで、子どもの緊張が和らぐことがあります。
休むという選択肢を示し、子供の選んだ選択は尊重しましょう。 - 落ち着くタイミングを待つ
すぐに問い詰めず、ゆっくりと子どもの体と心が落ち着くまで、時間をしっかり取りましょう。 - ゆっくり話を聞いて原因をさぐる
ある程度落ち着いたら、「どうして行きたくなかったのかな?」「何か困っていることはない?」などと声をかけ、ゆっくり話を聞いていきましょう。子どもの言葉を否定せずに聞くことが大切です。
この4つのステップを意識するだけでも、子どもは「親が自分の話を聞く態勢になってくれている」と感じ、安心感を得られるでしょう。
「休む」という選択肢がもたらす安心感
子どもの心身を守るためには、無理をさせずに一度休ませることが「長引く症状」を防ぐカギになる場合があります。
1.まずは短期的に心と体をリセット
子どもがつらさを訴えている場合、まず一度休ませ、心と体をリセットする時間を作りましょう。
落ち着いた後に「どうして行きたくなかったのか?」を話し合うことで、本音を聞き出せるかもしれません。
もし悩みがある場合は相談先を探すなど、その先の具体的な対処もしやすくなるでしょう。
休ませていいかどうか迷う場合には、こちらのチェックリストの活用もおすすめです。

2.長期的視点で見守る大切さ
子どもの学校生活は、長い人生のほんの一部でもあります。一時的な休みが、将来に大きく影響するわけではありません。
むしろ「しんどいときは休んでもいいんだ」という安心感が、あとで再び挑戦するエネルギーにつながる可能性もあります。
大人が有給休暇を取るように、子どもにとっても“リフレッシュできる仕組み”を用意してあげる視点を持ちたいですね。
参考記事

参考podcast

Podcastの紹介
この記事は、こちらのPodcastの内容を元に制作しました。ぜひ音声でもお聴きください。
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たこやき

不登校経験を持つ息子と娘がいます。Branchでは利用者でもあり、運営のお手伝いもしています。特性豊かな我が子たちと日々過ごす中で、今まで多くの方々に助けていただきました。Branchで絶賛恩返し中です!ゲーム、音楽、マンガ、時代小説、ラジオ好き。
中里 祐次

早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。
わっきー

様々な組織を通じて「ひとり親家庭や低所得家庭の子供達の学習支援/ソーシャルスキルトレーニング/サッカー部の外部コーチ/定時制高校・通信制高校の生徒のキャリア相談」などの活動を行う。「好き」というものは圧倒的に人を変化・成長させるものだと思っており、Branchでは全力で「好き」への向き合い方を子供・親御様と一緒に考える役割を担っております。どんなジャンルでも子供の「好き」にはアンテナを飛ばせます。好きなものはゲームとゾンビ。
「好き」で安心とつながりを育むサードプレイス
この記事を書いているBranchは、不登校・発達障害のお子さま向けの「学校外で友だちができる」Branchコミュニティを運営していて、以下のような特徴があります。
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