子どもが中学生になると、学校生活はより複雑になります。
友人関係、クラブ活動、学業…それぞれが複雑に絡み合い、子どもたちはそれをうまくバランスさせながら成長していかなければなりません。その中で、協調性が求められる場面は多くあります。
しかし、もしもあなたの子どもが協調性に問題を抱えているとしたら、どのように対応すればよいでしょうか?
それが単に性格の一部であるのか、それとも何か他の問題が隠れているのか、見極めることが大切です。
今回は、その見極めの一助となるチェックリストをご紹介します。このチェックリストは、発達障害の可能性を探るためのものです。もちろん、これだけで診断を下すことはできませんが、何かしらのヒントを得ることができるでしょう。
まずはBranchの保護者さんたちにアンケートに答えて頂きました。
お子さんが「周りに合わせられないな」「協調性がないな」と他の人に言われたり、ご自身(保護者さん)で思ったことはありますか?それはどのような時に思ったのか教えてください。
- 習い事の先生から、みんなと一緒にやる練習ができないと連絡が来たり、実際見に行ってもやはり1人だけ違うことをしていることが多々ありました。当時はADHDとは思っていなかったので見ていて恥ずかしいやらイライラするやらで、よく叱ってしまいました。今はそういう特性だから仕方ないと思っていますが、やはり集団や社会生活の中だとできないのが少数派であり、周りに合わせることが美徳とされる日本の文化だと怒られたり周りから言われてしまうことが多く、しんどいなと思います。プレーパークや以前体験したフリースクールなどそういうことを求められない環境にいる時はとてもキラキラしていて楽しそうなので、そういう環境に置いてあげたいと思いますが、なかなか日常的に通える範囲にそういう場がなく、難しいです。
- 友達と一緒に外出する時、「並んでおしゃべりしながら一緒に行く」が難しい。一人でスタスタ先に行ってしまう。お誕生日会などの親族が集まる場で、一人だけ隠れてしまい出てこない。「お前ら早く帰れ」と言い放つ時もある。集合写真に加わることを嫌がる。調子の良い時には楽しく参加できるので、気分のムラも影響していそう。何がネックになっているのか今ひとつわからない。本人が本当に嫌なら仕方がないと諦めの気持ちもあり、無理に参加は促さずに「自分のタイミングでおいでね」など声かけして1人にしておくが、周りを嫌な気持ちしないでほしいとも思ってしまう。
- 幼稚園の先生にはよく言われました。工作やゲームなど本人が楽しく取り組んでいるものについては終わりの時間が守れず、みんなと同じスケジュールで動けません。家にいる時ならば「じゃあキリのいいところまでやろう」と言ってあげられるのですが、学校ではなかなか難しいです。
- 園の参観日などで集団行動は苦手そうだと見て思ったし、園からも言われました。
公共のルール等は基本的に守ってくれるタイプで外で困ることもあまりなかったので、園で合わせられないこと自体は個人的には別にいいのではと思いつつ、合わせられないと園から色々言われるのが嫌でした。 - 基本的に人に合わせるのが苦手なタイプです。友達の話をあまり聞いていない時もあり、会話が噛み合わないことがあるように見えます。自分の興味のある話題を一方的に話したいようですが、相手が自分の興味のない話をすると、話を聞かないようです。親の私も話していてイライラすることがあります。
人に合わせられないと今後人づきあいで苦労するだろうなと思って見ており、本当はソーシャルスキルトレーニングを受けさせたいのですが、本人が課題意識がないとやらせるのは難しいです。 - 就学前は、従兄弟と(でさえ)一緒に遊べないな、という状況でした(母がついてないと、色々トラブルが起きる)。
従兄弟達とは、小2位から子供同士で遊べるようになりましたが、学校の友達で放課後遊ぶという事は無かったと思います。
ちいさい頃は「どうして仲良く遊べないのかなぁ」と思ってました。 - 質問から逸れてしまいますが、息子の場合は合わせすぎることが課題になっています。過剰適応というか…。特に学校は、頑張りすぎて疲れてダウンしてしまい行けなくなったと考えています。
- 人に合わせられないので、私は合わせてあげる側になっていて疲れます。が、そこは定型の子とは違うアプローチで、生活しやすい工夫をしています。
その子の学校やクラスメイトたちも人に合わせられない子ばかりですが、自然な感情を出している、ありのままの彼らを見ていると幸せな気持ちになります。自由に生きよう!って心底思えるのです。社会のルールありき、自分中心に考えてしまうと、彼らは「障害児」ですが、彼らからすると、自分たちは「自然な姿をしている人間」なのだなと感じます。この社会で生きていくのは大変ですけどね。
発達障害チェックリスト
「自分ってもしかして発達障害なのかな?」「自分の子どもってもしかして発達障害なのかな?」と思って、この記事を読んでいる方もいらっしゃるかと思います。
基本的に発達障害は病院で診断されるものです。小児科、精神科や児童精神科、小児神経科や発達外来、または大学病院や総合病院などでも可能です。
そして、診断自体よりも「診断後に、サポートしてくれる組織やサービスとつながることができる」ことの方が大事です。
インターネットで調べると、たくさんの診断サイトがあり「あ、やっぱり自分って発達障害なのかな」「私の子どもは発達障害なのかな」と思うことがあると思いますが、そう思った場合は病院できちんと診断してもらいましょう。
それでもやはり気になる方はいると思いますので、ここではお医者様が監修しているチェックリストサイトを1つ紹介します。
発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?
Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営していて、以下のような特徴があります。
- 同じように「学校行きたくない」という気持ちを抱え、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
- NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
- 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。
Branchオンラインフリースクールは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。