不登校になったお子さんは、どのように居場所を見つけていったのでしょうか?また、保護者の方はどのようにお子さんと関わっていたのでしょうか?
今回は「今まさに子どもが学校行き渋りだ」「今まさに不登校になった」というご家庭の方に向けて、他のご家庭はどうやって情報を見つけ、居場所を見つけ、どのようにお子さんが変化していったかをインタビューいたしました。
今回は不登校のお子さんがいらっしゃるご家庭の保護者に「お子さんの困りごと(発達について、学校についてなど)を解決するための情報をどのように取得しましたか?詳しく教えてください。」とお聞きした際の回答をまとめます。
お子さんの困りごと(発達について、学校についてなど)を解決するための情報をどのように取得しましたか?詳しく教えてください。
Branch保護者の方からの回答
- 病院受診と、教育センターに相談しています。他には当事者家族向けの本を読んだりしています。
- 医療機関でASDと診断(小1・6月)されてからは、同じようなお子さんのいる先輩ママ(学生時代の友人)に相談。こういう所もあるみたいとブランチを教えてもらったり、本田秀夫先生の講演動画が送られてきたりしました。
- ネットやYou Tubeで不登校関連のものをとにかく調べた
不登校関連書も何冊か読んだ - 手当たり次第にといった感じですが、一番助かったのは児童相談所で、支援先を整理してくださったことです。
あと、ブランチの保護者間の情報交換は当事者の体験の自由席なので非常に参考になりました - スクールカウンセラーや市のこども発達相談センターに相談しましたが、登校に関してはこれといって解決策は出ませんでした。知識としては発達障害に関する書籍やインターネットが役にたちました。6年生なので今後の選択肢に悩んでいますが、妻の友人でやはり子供が不登校の方が複数おり、子供が同じ年頃だったこともあって、相談して情報を得られたのが幸いでした。
- 発達外来(今は通っていません)、Branchの保護者チャンネル、小児科のカウンセリング、本田秀夫先生のYouTubeやウェビナー、その他ウェビナー、書籍。
- 発達についてはブランチに入ってから皆さんの情報で知ることが多かったです。その他自分でインターネットで調べました。
練馬区の相談所は区のwebサイトで調べてつながりました。 - スクールカウンセラー、通級、病院、リタリコ、通っていた幼稚園、Branch。
- 何が解決なのかが分からず、そのためどんな情報が欲しいのかが分かりませんでした。最初は不登校の、その次は発達障害にも広げて多くの本を読みました。そこからネットも加えて、自分たちを肯定してくれそうな情報を探しました。
branchを見つけたのも、こうした動きの中でです。 - スクールカウンセラーや同じ発達障害のある子の保護者、児童精神科の医師の講演や書籍、子どもの発達支援を行っている団体等からの情報発信をチェックしている。
- 発達障害や自閉症などの情報は沢山ありますが私は本田秀夫先生の著者は全て拝読しユーチューブも全て拝聴したと思います。
あとは先生の講演会、Twitterも毎回チェックしています。 - 知人が息子の状況を聞いて、療育センターを勧めてくれた。
- ・登校しぶりが始まってから、スクールカウンセラーに相談 → 教育支援センターに相談 → WISCを受ける → 発達外来にかかる → 放課後デイサービス と言う感じで支援につながっていきました(が、今はどれもつながっていません)。
・ネットで検索して、LITALICOなどいろいろな記事やyoutubeを見る中でBranchを見つけました。Branchコミュニティで情報交換する中で、本田先生の書籍やセミナー動画、ペアレントトレーニング開催のお知らせなど、有益な情報をたくさん教えていただきました。また、発達障害や不登校の子を見てくれる家庭教師や、We are Buddies、夢中教室などにもつながりました。
・仕事をしていたこともあって、リアルな地域の親の会に参加したのは不登校になって2年以上経ってからでした。今思うと、もっと早くいけばよかったなと思います。 - 発達については、子供が小さい頃にペアトレで認知行動療法や、発達障害関連の講義などに参加しました。あとは、専門医や療育の先生に相談したり、本田秀夫先生や井出正和先生の本を読んだりして勉強してます。
学校については、フリースクールの元中学校長と療育の先生に相談してます。 - 主に書籍です。子供の癇癪に付き合って親が怒って怒鳴ってしまうことが多いので、どう言う声掛けをすれば子供に伝わるのかを調べました。
- スクールカウンセラーと週一で面談をしながら子どもの様子や課題を聞いたり、担任の先生と話したり、不登校の子どもを多く見ている心療内科に通いました。また適応指導教室の見学や、不登校の保護者の集いに参加したり、不登校児向けのイベントに参加したりしました。また知り合いで子どもが不登校になった経験のある方からも色々教えていただきました。
- 発達障害は見受けられませんが、かかりつけの小児科からのご紹介で心療内科に定期的に通っています。こちらでは母子一緒に診察を受けるのですが、先生曰く、○○はあまり困っておらず、本当に困っているのはお母さんと言われました。母親が困ると子どもも生きづらくなるということで、一緒にカウンセリングをうけております。
- 発達障害の本を、図書館で乱読。書店でもかなり購入。ウェブニュース乱読。LITALICOに登録。プレジデントオンラインにあった「不登校でも学べる」という書籍の紹介から星槎国際高校を知る。そこから、大学時代の友人が関わるNPOや団体も記載あり、手当たり次第、情報収集。
- 小学校のスクールカウンセラーさん、本、市の教育相談所、東京都の子育て相談電話(24時間対応)
- 小学校の特支支援員をしているのですが、息子より数倍大変な子ばかり見ていて、おとなしく本音が言えないこの方がケアが必要、と気づいたのは、息子の件があってからでした。
発達障害を学べる講座を受けたり、区の教育相談にかかったり、区のフリースクールを活用したり(※1ヶ月で通えなくなった)、子どもの発達専門のクリニックに相談もしました。
学校には、問題の生徒を合わせないような配慮をお願いしたところ、通っている間は少しマシだったようです。学校からは、不登校になってからやっと、図書館登校でも、少しだけでもいいからおいで、と言われましたが、後手すぎて、その後、担任からのアクションは少しありますが、学校としての対応はありません。不登校が70人はいる、との情報もあります。
高校進学への不安を減らすため、LITALICOの無料研修を活用し、チャレンジスクール、通信制高校なども調べました。紹介してもらった適応指導教室への面談もいきましたが、、、勉強に向かないことと、電車や人ごみが嫌という過敏性が強くなり、通えませんでした。
その後、復学を諦めましたが、人との交流は求めているため、ゲームで繋がれるフリースクールを探し、ブランチに入りました。 - 最初は区の療育施設から始まり。ブランチのコミュニティ、学校の先生からの情報(先生が息子に使えそうな機関を探してくれた)、かかりつけの病院、心理カウンセリング、リタリコのメルマガ、など。
- 最初は、県や市の機関で、子育ての悩み相談のようなところに電話をして、相談に行きました。
- 何箇所か続けていくうちに、他の支援先を紹介していただいて、総合支援学校の教育相談や、県立大学の教授が運営するママサークルなどとつながり、そこから放課後等デイサービスの紹介につながりました。
- 1年、2年かけて、子どもの特性を理解でき、穏やかに生活できるようにはなりました。嫌なことは全て避けていく生活で、このままでいいのかな?と悩んでいました。
インターネット検索は常ですが、何を信じていいかわかりませんでした。
でも、発達科学コミュニケーションを学んでから、子どもに自信が少しついてきて、徐々にお家での行動力がアップしています。 - インターネットでまとめられた情報のほか、書籍や論文を読むことが多いです。Branchのようなネット上の親同士のつながりで、ヒントを得られることも多いと感じています。
- 身近に似た境遇の人がおらずBranchに入る以前は学校についての情報は何もありませんでした。
地域や校長、担任によって不登校や特別支援への対応は様々なようですが、Branchで進級や進学、卒業などのイベントでどのように対応していったかなど、経験された方のコメントを読んだり、聞いたりできるのはありがたいです。
発達についての情報は、本田秀夫先生と関正樹先生の配信されている話を聞いてフムフムと思うことが多いです。
発達障害と不登校、ゲームに夢中になる子どもへの対応など参考にしています。
Branchのコミュニティ内で他の保護者さんが発信してくれた情報も参考にしています。
自分のアンテナだけでは拾いきれない情報に出会えるのがありがたいです。 - ネットや書籍
- 同じ通級に通う保護者同士で情報共有していました。
通級の先生からもたくさん教えていただきました。息子は違う学校の通級へ通っていたので、毎回送り迎えの時に先生とお話しできて本当に助かりました。 - branchの保護者の情報。一般の勉強会にでる。本を読む。市の発達センターや病院の心理士さん発達障害子育てをしている(していた)先輩の保護者にアドバイスをもらいます。
- 教育相談の際に、かかりつけ医の心理士さんにお願いした、息子の特性をまとめていただいた書類を先生にお渡ししました。ですが、IQが高めだと言うことが、やれば出来ると思われてしまったのかもしれません。
- 学校の担任、児童支援コーディネーターの先生から市の教育相談センターを紹介してもらい、心理士方に定期的に相談にのってもらってます。
- 親族経由でカウンセリングに興味のある方につながり、そこからの紹介で医療機関や別のカウンセラーに繋がった。地域の発達支援センターに相談に行った。発達凸凹児のいるママに連絡して、情報交換させてもらった。
- はじめは、児相、教育委員会の相談、かかりつけ病院、通っていた療育園など
→どれも解決しない。
フリースクールをさがし、星槎が小田原にあるので、時々みにいきました。小学生がおらず、本人の意向に合わず、まだ通うにはいたってない。
ネットや本で発達障害、不登校、居場所、楽しいことをやる
などで検索し、川崎のアイム放課後等デイサービスを見つけました。
時々通っています。
通いながら同じように検索し、Branchもみつけました。
かかりつけ医を変えるため、ネットなどで、県内の児童精神科を色々さがしました。最近、病院を変えて、良い先生に会えたような気がします。
SNSでアンケートにお応え頂いた保護者の方からの回答
- 学校からは特に解決のヒントなし。
- 姉も不登校を経験してるのでそこからの経験や、ネットや本など
- 書籍、インターネット、
- インターネット、Twitter
- 本、主治医
- スクールカウンセラー、教育相談室、医療心理の専門家に相談しつつ、親の会から生活に必要な情報を得た
- 精神科医に相談。本からの情報など。
- Twitter、Facebook、ネット、あとは発達の専門の先生の書籍。
- 発達障害や凸凹について、ほとんど知識がなかったので、手当たり次第YouTubeやTwitterを見たり、図書館で本を借りて読んでいました。中でも、本田秀夫先生やBranchさんはとても信頼でき参考にさせて頂いています。
- インターネットで検索したり
Twitterで不登校の保護者アカウントをフォローして欲しい情報がないか探していました。 - インターネット 本 ソーシャルワーカー
- 担任から電話で連絡がくる学校での様子をネットで調べる。(「授業中ウロウロ」「小1 物を投げる」などのキーワードで調べていました。
- カウンセラーや、さまざまなカウンセラーに行き、発達障害という感じではないと言われましたが、不登校の日は動画を見る時間が増えすぎて、昔からの動画中毒のような感じで、特に”エトナちゃんは見た”という番組を見始めてから言葉がすさみ、非常に苦労しました。しかしカウンセラー達は発達障害ではないという為、いろいろもんもんとし、フリースクールをさがした矢先、4年の夏休みに、コロナが明けPTA行事が復活して女の子のお母様が
娘をお祭りに行く女子グループに誘ってくださって参加してから、沢山友達が出来、毎日学校へ行くようになりました。
外部カウンセラーが、2年3年続いた同じ担任があっていないと指摘して下さり、4年を待ちました。4年2学期に本当に毎日行かれるようになり、良かったです。 - 図書館で本を読みあさり、学校の担任、カウンセラーの方に随時相談をし、デイサービスの方とも情報を共有している
- ネットで情報を探したり、スクールカウンセラーの方に相談しました。
- 療育先の先生方への相談、スクールカウンセラーや相談員の先生への相談、市町村の子ども家庭相談員のかたへの相談などです。
- Twitterで知り合った自助会に参加したり、フリースクールの保護者懇談会に参加したり。本やネットで情報収集。また、地域の教育相談で悩みを吐き出しています。
- スクールソーシャルワーカー
- 病院、本、スクールカウンセラーさんのアドバイス、地域の相談室、インターネット
- 図書館で本を借りまくりました。
わかる限りの電話相談もしました。 - インターネット、SNSなどを通して、不登校を経験した人の話や発達障害のお子さんを育てた経験を漫画にしたものなどを読んだり、そこから派生した情報に触れたりして来ました。
- 学校スクールカウンセリング ネットで検索して
LITALICO 脳科学パステル 心療内科 - 不登校やHSCについての本を読んだり、養護教諭やスクールカウンセラーに相談。
- インターネット、知人
- ネットで情報を集めて、どう対応すればいいのか読み漁りました。
あとは主治医やスクールソーシャルワーカーに相談しました。学校に対応をお願いした方がいいと思われることがある時は、学校に相談とお願いをしました。
生活リズムを整えるために、訪問看護を利用する事になりました。
それぞれの考えで動かれると、子供が混乱する事が出できたので、連携をしっかり取って関わる人たちが同じ方向をむいて接するようにお願いしました。 - インターネットにたよっています。
- branchの保護者さんからのアドバイスもいただいています。
- 摂食障害については児童精神科に通院しています。学校は担任の先生とやりとりをして週一回時間をとってもらっています。
- 生後すぐから療育センターに通院している
- 当時ことばの教室に通っていたので、ことばの教室の先生に学習障害じゃないかと思っている事を相談し、いろいろ情報を教えてもらいました。
- 療育の先生、学校の先生、病院の先生に相談したり、ネットを読んだりした。
みなさま、アンケートへのご回答ありがとうございました。
次へ:お子さんの困りごとを相談する場所はありますか?:不登校でも居場所はあるよ – アンケート集
発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?
Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営していて、以下のような特徴があります。
- 「発達障害」や「不登校」で悩まれている保護者の方達がなんでも自由に悩みや困りごとを相談できる安心できるコミュニティや、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友だちができるようなサービス。
- NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
- 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。
Branchオンラインフリースクールは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。
「学校外で友だちができる」Branchオンラインフリースクール
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