
こんにちは。不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branch(ブランチ)です。
お子さんが学校に行けなくなり、家から一歩も出られない日々が続くと、保護者の方は「このまま社会から取り残されてしまうのではないか」と強い不安に襲われることもあるでしょう。周りの子が当たり前のように登校し、友達と遊ぶ姿を見て、焦りを感じてしまうのはとても自然なことです。私たちは、そんな先行きの見えないトンネルの中にいる保護者の方々の心に寄り添い、お子さんが本来持っている「輝き」を取り戻すお手伝いをしたいと考えています。
この記事では、LD(学習障害)の特性があり、小5から不登校となった陽太(ひなた)くん(仮名)が、Branch(ブランチ)での活動を通じてどのように自信を回復し、中学生になって自立への一歩を踏み出したのかをご紹介します。
※記事内の名前はプライバシー保護のため偽名を使用しています。
小5からの不登校と、家族以外への強い拒否感
陽太くんが学校に行きづらくなったのは、小学5年生の春のことでした。限局性学習症(SLD / LD)の中でも、特に「漢字を書くこと」に困難を抱えていた陽太くん。さらに、音に敏感でガヤガヤした教室の環境が大きなストレスとなっていました。
不登校が始まった当初、陽太くんの心は深く傷ついていました。「自分なんていなくなればいい」という言葉が漏れ、自分の頭を叩く自傷行為が見られることもありました。外出に対する不安が非常に強く、病院のカウンセリングや通級指導教室に行く際も、母親の真由美さん(仮名)が無理やり引っ張って連れて行かなければならない状態。キャンセルせざるを得ない日も少なくありませんでした。
「当時は、家と家族しか安心できる場所がない、という感じでした」と真由美さんは振り返ります。
Branch(ブランチ)での「自分がナチュラルでいられる」時間
そんな中、陽太くんはオンラインフリースクール「Branch(ブランチ)」での活動を始めます。大好きだったレトロゲームや『スマブラ』、『オーバークック』といったゲームを介して、メンター(スタッフ)と少しずつ対話を重ねていきました。
大きな変化のきっかけとなったのは、メンターとの「好きなことプログラム」です。高橋メンターや、ゆるりママさんといった大人たちが、陽太くんの圧倒的なゲームスキルを否定せず、むしろ対等に、あるいはそれ以上の熱量で一緒に楽しんでくれました。
陽太くんはBranch(ブランチ)での時間を「自分がナチュラルでいられる」と表現しました。家庭以外の場所に「自分をそのまま受け入れてくれる第三者」ができたことは、彼の回復にとって大きな土台となりました。
家庭内でも変化がありました。真由美さんが陽太くんの生活リズムに口出しするのを控え、お互いに自由な関係を意識し始めたことで、陽太くんの表情は穏やかになり、自分の考えを言葉で伝えるようになっていったのです。
中学生になり、芽生えた「自立」の意志
Branch(ブランチ)を利用して1年が経つ頃、陽太くんの外出不安は劇的に解消されていきました。以前はあれほど嫌がっていた通級や塾にも、スケジュールを自分で把握し、一人で通えるようになったのです。
中学1年生になった陽太くんは、さらなる一歩を踏み出します。「同年代とつながりたい」という意欲が湧き、対面型のフリースクールへの入会を自ら決めたのです。驚くべきことに、入会時のスタッフとの面談も、親を頼ることなく自分一人で受け答えをしました。
さらに、ゴールデンウィークには「一人で千葉の友人宅まで行く」と言い出し、東京から千葉まで知人の車に乗り込んで遊びに行くという、かつての外出不安からは想像もつかないほどの自立心を見せてくれました。
真由美さんは、Branch(ブランチ)のコミュニティやラジオでの言葉に支えられたと言います。「『特性という凸凹はあるけれど、得意なところを伸ばせばいい。得意なところが宇宙まで届け』という言葉が、ガツンと胸に響きました」
今、陽太くんはDuolingoで韓国語を学び、韓国のソーシャルゲーム『トリッカル』に夢中になり、フリースクールの仲間たちと好きなものを共有しようとしています。
まとめ
陽太くんの事例は、お子さんが「安心できる居場所」と「好きなことを肯定してくれる第三者」に出会うことで、これほどまでに自立へのエネルギーを蓄えられるということを教えてくれます。
不登校初期の激しい癇癪や自傷行為、外出への強い抵抗があった時期、保護者の真由美さんもまた、出口のない不安の中にいました。しかし、Branch(ブランチ)の保護者コミュニティで「学校に行かなくても大丈夫」という実体験に基づいた情報に触れ、他の保護者たちのポジティブな視点に影響を受けたことが、結果的にお子さんへの「口出し」を減らし、信頼して見守る余裕を生んだのです。
お子さんが自分のペースで、自分なりのスタイルで社会とつながり始めるまでには時間が必要です。陽太くんが卒業式を「自分らしい形」で終え、中学入学後に自ら外の世界へ飛び込んでいったように、エネルギーが溜まれば子どもは自ら動き出します。私たちはこれからも、親子が安心して「その子らしさ」を爆発させられるよう、全力でサポートを続けていきます。
発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?
Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」Branch home+を運営していて、以下のような特徴があります。
- 同じように「学校行きたくない」という気持ちを抱え、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友達ができるようなサービス。
- NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
- 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。
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