こんにちは。
不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branchコミュニティです。
近年、不登校の生徒の増加により、フリースクールの数も増えています。
フリースクールとは、定義は様々ですが、「主に不登校の子どもが居場所と学習のために通う施設」のことを指します。
しかし数が増えた分、フリースクールへの入学を検討している保護者の方からすると、どのフリースクールを選択すれば良いのか迷うでしょう。
そこで今回は、札幌市にあるおすすめフリースクールを8校紹介します!
また、フリースクールに通うメリットも併せて解説しますので、ぜひご覧ください。
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下記の内容が分かります◎
- 子どもが「学校行きたくない」と言い出したらどうするか?
- 学校への合理的配慮の依頼方法
- 母子分離はどのようにできるようになったか、保護者インタビュー集
さらに、定期的に不登校や発達障害の子育てに役立つ情報を配信中!ぜひご登録ください。
札幌のフリースクールおすすめ8選
札幌のフリースクール、おすすめ8選を紹介いたします。
フリースクール札幌自由が丘学園
フリースクール札幌自由が丘学園は、1993年に開校した歴史のあるフリースクールです。
このフリースクールは、年間を通じて、多彩な行事や体験学習を実施しています。例えば、5月には地下鉄オリエンテーリングや円山動物園での写生会、7月にはアウトドア体験やヨット体験、9月には宿泊学習やフリースクール交流会などです。
卒業後の進路としては、通信制高校や札幌自由が丘学園三和高等学校への進学が多く、また、公立高校への進学を果たす生徒もいます。
おすすめポイント
- 93年に開校、歴史があるので安心感がある
- 月毎に実施される楽しい行事
- 入学前に1週間の体験入学がある
名称 | フリースクール札幌自由が丘学園 |
住所 | 北海道札幌市東区北8条東1丁目3-10 |
アクセス | 詳しくはお問い合わせください |
利用日時 | 月曜~金曜 10:10~15:20 |
料金(税込) | 詳しくはお問い合わせください |
主な対象 | 小学5年生~中学3年生 |
公式サイト | http://www.sapporo-jg.com/free-school/ |
SNS |
しるべーす円山基地
しるべーす円山基地は、札幌市中央区に位置するフリースクールです。
ボランティア活動などを通じて地域交流を行っている社団法人・ユアセルが運営しています。
過ごし方は自由。1日をどう使うかを一人ひとりが考えます。
また、多様な価値観に触れる機会として、施設に訪れる大人や学生の交流があります。
高齢者住宅併設のため、高齢者との交流も可能で、多世代交流を通じて社会性やコミュニケーション能力を育むことができます。
おすすめポイント
- 2024年12月から発寒基地へ移転
- 1回1.5時間の訪問型ホームスクール(1回4,500円)も提供
- 高齢者住宅併設で多世代交流が可能な学びの場
名称 | しるべーす発寒基地 |
住所 | 〒063-0833 札幌市西区発寒13条5丁目2−6 |
アクセス | 詳しくはお問い合わせください |
利用日時 | 10:30~15:00(木曜・金曜) |
料金(税込) | 週1コース:月額10,000円 週2コース:月額18,000円 単発利用:1回2,500円 |
主な対象 | 学校に通っていない小学生〜高校生 |
公式サイト | https://yoursel.org/freeschool/ |
SNS | Instagram X |
札幌YWCAフォローアップスクール
札幌YWCAフォローアップスクールは、不登校や引きこもりがちな小・中・高校生を対象に、学校復帰をサポートすることを理念として、2010年に開講されました。
居場所機能と教科学習、体験学習を組み合わせた支援を提供しています。教科学習では、数学・英語・国語をメインに、生徒一人ひとりの理解度に合わせた無理のない指導を行います。
体験学習としては、カフェ体験、事務経験、クリスマスリース作り、チャリティーバザーの企画運営、体操、ボランティア活動、手芸、書道、パン教室、英会話など、多彩なプログラムを用意しています。
詳細や料金については、直接お問い合わせください。
おすすめポイント
- 生徒の理解度に合わせた個別指導を実施
- 多彩な体験学習プログラムで社会性を育成
- 学校との連携を重視し、復帰をサポート
名称 | 札幌YWCAフォローアップスクール |
住所 | 札幌YMCA教室: 〒060-0807 北海道札幌市北区北7条西6丁目 北海道クリスチャンセンター内 伏見教室: YWCA・壘/フォローアップスクール 〒064-0922 北海道札幌市中央区南22条西15丁目 サニークレスト札幌 1階 |
アクセス | 札幌YMCA教室: JR札幌駅/地下鉄さっぽろ駅より徒歩5分 伏見教室: 札幌市電「電車事業所駅」より徒歩3分 |
利用日時 | 札幌YWCA教室: 月・水・金 の曜日 13:30~15:30(体験学習および教科学習)、16:30~19:00(教科学習のみ) 伏見教室: 月・金の曜日(祝日・第5週はお休み) 月 13:30~16:30 金 13:30〜15:30 (教科学習のみ) |
料金(税込) | 要問い合わせ |
主な対象 | 小学生〜中学生 |
公式サイト | https://www.ywca.or.jp/~ywca0037/lecture_followup.html |
SNS | ブログ |
居場所支援コッコロパーク
居場所支援コッコロパークは、札幌市中央区に位置する不登校や引きこもりがちな10~15歳の子どもたちを対象とした居場所支援施設です。
運営団体である任意団体マザーライフサポートは、子ども食堂なども行っており、札幌で小中学生の親子を支援しています。
フリースクール内の活動では、「コッコロミーティング」により、子どもたちはやりたいことを、一緒に話し合いながら自分たちで決めていきます。学習、運動、遊びなど、子どもたちの活動がバランスよく行えます。
また、毎月希望者には心理セラピストによるカウンセリングやグループワークを実施し、心のケアにも配慮しています。
おすすめポイント
- 運営団体が毎月心理セラピストによる親の会を開催している
- ゲーム会、プログラミング会など定期的にイベントがある
- 北海道の自然を活かしたレクリエーションも楽しめる
名称 | 居場所支援コッコロパーク |
住所 | 札幌市中央区南9条西16丁目3-7 カフェ&スタジオびあのぴあの2階 |
アクセス | 市電「西線9条」より徒歩3分 |
利用日時 | 毎週月曜日 12:00~17:00 |
料金(税込) | 都度払い3,000円、入学金なし |
主な対象 | 10歳〜15歳 |
公式サイト | https://femamatetuko.wixsite.com/motherlifesupport/park |
SNS |
飛鳥未来中等部・初等部 札幌教室
飛鳥未来中等部・初等部 札幌教室は、小学校4年生から中学校3年生を対象としたフリースクールです。三幸学園グループ校であり、札幌教室も含めて、全国に7つの教室を展開しています。
3つのコースとネットコース、合計4つのコースから選択できるため、お子さんそれぞれの状況やモチベーションに合わせて学習を受けることが可能です。
また、三幸学園グループ間の姉妹校連携によって、グループ間の進学サポートが行われたり、専門学校の体験などができるため、お子さんの自立する将来を考える際にもメリットが多いスクールです。
おすすめポイント
- 週2日から5日まで選べる多様な通学コース
- 放課後学習支援制度で学習面をサポート(15:00~16:00)
- オンライン学習対応のネットコースも提供(週3日)
名称 | 飛鳥未来中等部・初等部 札幌教室 |
住所 | 〒060-0061 札幌市中央区南1条西9丁目11-3 札幌スポーツ&メディカル専門学校 ウエスト館3階 |
アクセス | 地下鉄東西線・南北線・東豊線「大通駅」1番出口より徒歩5分、10番出口より徒歩8分 地下鉄東西線「西11丁目駅」3番出口より徒歩4分 |
利用日時 | コースにより異なる(例:スタンダードコースは月~金 9:00~15:00) |
料金(税込) | 入学金50,000円 スタンダードコース 授業料(施設設備費・教材費含む)月額52,000円 2DAYコース 授業料(施設設備費・教材費含む)月額30,000円 3DAYコース 授業料(施設設備費・教材費含む)月額38,000円 ネットコース 授業料(施設設備費・教材費含む)月額15,000円 |
主な対象 | 10歳〜15歳 |
公式サイト | https://www.sanko.ac.jp/asuka-fs/sapporo/ |
SNS |
ヒューマンアカデミーフリースクール 札幌校
ヒューマンアカデミーフリースクール札幌校は、不登校や学習面での不安を抱える中学生を対象にした、オンラインと対面のハイブリッドスタイルのフリースクールです。札幌校の他にも、東京、仙台、名古屋など、計13校あります。
不登校の子どもは勉強に対して、「どうして勉強しないといけないのか」「興味がないからやりたくない」…と無気力であることが多いです。
そこで、勉強に対して興味が湧くには?そもそも自分が好きなことは?なりたい姿は?を子どもたちには考えてもらい、子どもが自主的に「なりたい自分」に向かっていくよう、運営のヒューマンアカデミー社で蓄積された、専門的な職業の体験やグループワークなどの教育ノウハウを提供します。
おすすめポイント
- 週3日制(月・水・金)で通学とオンラインのハイブリッド学習を提供
- ケアストレスカウンセラーが常駐し、不安に寄り添ってくれる
- 運営母体のヒューマンアカデミーが持つ、声優、動画制作、メイクなどの様々な専門技術を体験できる
名称 | ヒューマンアカデミーフリースクール 札幌校 |
住所 | 〒060-0003 北海道札幌市中央区北三条西 2-1Central Cliff5階 |
アクセス | JR「札幌」駅、市営地下鉄「札幌」駅より徒歩3分(13番出口すぐ) |
利用日時 | 月・水・金 9:45~16:30 |
料金(税込) | 【初期費用】 入会金55,000円 教材費10,000円 設備管理費28,800円 【デジタル教材費】 タブレット86,900円(※既に同等の機器をお持ちの場合は不要) 【月謝】 授業料33,000円 実習・諸費用13,750円 (合計46,750円) |
主な対象 | 中学生 |
公式サイト | https://hajr.athuman.com/ |
SNS | なし |
訪問と居場所 漂流教室
訪問型フリースクール「漂流教室」は、札幌市を拠点に活動するNPO法人で、主に不登校や引きこもりの子どもたちを対象に、訪問支援と居場所提供を行っています。
訪問支援では、スタッフが週1回、1時間程度のペースで家庭を訪問し、一緒にゲームをする、相談や雑談、昼寝をする、など自由に時間を過ごすことを通じて、子どもたちの心のケアを行います。
訪問支援は義務教育の子どものみではなく、高校生以上の方は、大人の方も多く利用されています。
また、フリースペースも運営しており、利用者は自由に訪れ、自由に利用し、スタッフや他の利用者と交流することができます。
おすすめポイント
- カリキュラムなどはなく、自由に一緒に時間を過ごす、居場所としての訪問支援
- 20年以上の運営実績を持つNPO法人が運営
- 高校生以上も多く、幅広い年齢に対応
名称 | 訪問と居場所 漂流教室 |
住所 | 〒064-0809 札幌市中央区南9条西3丁目2-5 南9条ビル 603 |
アクセス | ・地下鉄南北線中島公園駅(徒歩1分) ・地下鉄東豊線豊水すすきの駅(徒歩10分) |
利用日時 | 火〜金 9:00-16:00 |
料金(税込) | 入会金なし フリースペース無料 訪問月額8,000円 |
主な対象 | 不登校や引きこもりの子どもたち(年齢制限なし) |
公式サイト | https://www.hyouryu.com/ |
SNS | 漂流日誌(ブログ) |
どろんこクラブ
どろんこクラブは、札幌市北区に拠点を置く、NPO法人子どもサポートどろんこクラブが運営する、不登校、障害を持っている、集団が苦手なお子さんのためのサポート施設です。
児童発達支援、放課後等デイサービス、障害福祉サービスを行っており、
「どろんこキッズ」「どろんこジュニア」「どろんこユース」「どろんこマーケット」は子ども向けの支援、サービスであり、
「どろんこクラブ」では障害福祉サービス「どろんこリリー」ではショートステイと、計6種類のサービスを提供しています。
おすすめポイント
- 小学生〜高校生までの放課後等デイサービスを行っている
- 療育手帳がなくても受給者証でサービス利用が可能
- 利用者は1割の負担で利用可能
名称 | どろんこクラブ |
住所 | 〒002-8081 北海道札幌市北区百合が原3丁目7番5号 |
アクセス | バス停「太平西部」より徒歩4分 学園都市線「百合が原駅」より徒歩7分 |
利用日時 | サービス内容や対象年齢により異なるため、詳細は公式サイトをご確認ください。 |
料金(税込) | 利用者は1割の費用負担でサービスを利用可能。詳細は公式サイトをご確認ください。 |
主な対象 | 未就学児、小学生、中学生、高校生 |
公式サイト | http://doronko-club.or.jp/ |
SNS | なし |
家から出られない子には:Branch
フリースクールに通おうと思っても、家から出るのが難しかったり、近くにお子さんに合ったフリースクールがない場合は、どうしたら良いでしょうか?
子どもの居場所と学習の環境は、対面ではなく、オンラインで用意することが可能です。
Branchは、学校外でも友だちが作れる、「居場所」に特化したオンラインコミュニティです。
主に不登校や発達障害によって家庭外の居場所がなくなった子どもたちを対象としています。
子どもたちがそれぞれの「好きなこと」を通じて、友だちや大人、社会とつながることを目標にしています。
対面でもサービスを展開しており、代官山にあるBranch roomにて、子どもがスタッフと遊ぶことにより、子どもが安心して大人とコミュニケーションを取れるような足がかりを作ります。
他の学習系のフリースクールと併用して利用される方も多くいらっしゃいます。
ポイント
- 自傷行為が改善したり、「〇〇したい!」など子どもの意欲がアップしたデータがある
- 8年間続いているサービスで、安心感がある
- コミュニティ内でトラブルが起きても、スタッフが対応してくれる
名称 | Branch |
住所 | 〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02 |
費用(税込) | 入会金(初期サポート費) ¥10,000 保護者/子どもプラン(オンライン) 月額 ¥9,790 保護者/子どもプラン+個別対応プログラム(オンライン) 月額 ¥31,625 Branch room 月額¥20,000〜 ( 東京都フリースクール等利用者等支援事業助成金対象) |
主な対象 | 小学生〜中学生 |
公式サイト | https://branchkids.jp/ |
SNS | X Instagram YouTube Podcast |
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フリースクールに通う3つのメリット
併せて、フリースクールに通う3つのメリットを紹介します。
子どもに居場所ができる
フリースクールに通う1番のメリットは、子どもに居場所ができることです。
不登校の生徒の多くは、家以外の安心できる居場所がありません。
また、もし家にもいづらいという子は、居場所が1つもないことになります。
家以外にも信頼できる環境や友だちがあり、社会への信頼を一定のレベルで持つことは、子ども自身の心の回復や、将来子どもが社会に出ていくために、必要なことです。
もちろん、お子さんによっては、集団の環境が怖くて、居場所なんて要らない子もいるかもしれません。
ただそんなお子さんも、家で休むうちに心が回復していくと、外に出たくなったり、友だちと会いたくなったりするタイミングがきます。
不登校のお子さん全員に今すぐ居場所を用意するべき、というわけではありませんが、「居場所」は多くのお子さんに必要です。
一人ひとりに合った学習と進路のサポート
フリースクールには学習支援的な意味合いもあります。
程度にはよりますが、多くのフリースクールが、一人ひとりに合った学習方法でお子さんの学習をサポートします。
また、フリースクールでの出席が学校での出席認定にしてもらうケースもあります。
加えて、保護者に対して進路相談やアドバイスも行なっているスクールもあり、お子さんの学習と進路のサポートが期待できます。
子どもの「好き」が引き出せる
フリースクールによっては、5教科支援のみならず、子どもの好きなことや、興味のあることをベースとしたカリキュラムが組まれているところも多いです。
ゲームやクリエイティブな活動を行なったり、その業界で活躍している社会人の講演会を開いたりと、子どもが取り組みやすいものから、社会とのつながりや学びを育みます。
プロジェクト型学習を採用しているスクールもあり、子どもたちがイベントを立ち上げて、スクール外の人をお客さんとして呼んだり、地域の会社などに訪問して経営を学ぶなど、社会実践能力を育みます。
いかがでしたでしょうか?
気になるところがあれば見学や体験にぜひお申し込みください!