【Branch公式LINE】はこちら友だち追加

「友だちと外で走り回ったりしなくても、声を聞いてもらえるだけで良いのが分かった」【小学4年生・男子】不登校でも居場所はあるよ – Branchユーザーインタビュー

不登校になったお子さんは、どのように居場所を見つけていったのでしょうか?また、保護者の方はどのようにお子さんと関わっていたのでしょうか?

今回は「今まさに子どもが学校行き渋りだ」「今まさに不登校になった」というご家庭の方に向けて、他のご家庭はどうやって情報を見つけ、居場所を見つけ、どのようにお子さんが変化していったかをインタビューいたしました。

この記事では、現在小学4年生・男の子の保護者の方にお話いただいた内容をご紹介します。

目次

子どものプロフィール

  • 名前:Hくん
  • 特性:ASD
  • 好きなこと:昆虫、生物、ロブロックス、マインクラフト、電車

大人っぽい発言をする時があって面白いです。「そういう見方するんだ」というか。

最近も「勉強は、公文のような会社から(逆に)お金をもらえるならやってもいい。」と言っていました笑

「家のお金はなくなって欲しくないから、算数ドリル1枚100円と稼げるならやる」そうです。真剣にそういうサービスないか1人で探していました笑

また「友達や大人を喜ばせたり驚かせることが好きなところ」が良いところです。

そのおかげで、Branchのお友だちを驚かせようとサプライズで博多に行けたりもしました。

先週、Branchの友人のGくんにロブロックスでバースデーケーキを作っていました。
たぶん、以前、自分の誕生日に大脇さん(Branchスタッフ)からマイクラでサプライズされた影響かと思います。 

不登校になったきっかけ

「学校は人が多すぎる、臭い、汚い。」

「机の落書き、イスが汚れてる(先生が消毒スプレーしていた)から座りたくない。」

「菌(コロナ)が学校の入口にあるから校舎に入れない。マスクが苦しい。」

「給食で食べれるものがない。」

「休み時間(入学当時は2020年、コロナ分散登校直後は校庭に出れず、教室に座って自由帳にお絵描きのみだったらしく、絵が苦手な息子にとっては苦痛な時間)にすることがない」

…と当時本人は話していました。

校舎に入りたがらない息子が、放課後に担任と外で会うことが1度ありました(小1・9月)。
線路沿いで一緒に特急列車を見る約束でしたが、なかなか時刻通りにお目当ての特急が通過せず、職員会議の時間だからと先生が帰ってしまい、それ以降、先生との面会は一切拒否。先生への信頼感がゼロとなったのだと思います。

先生と母親が電話していると知るだけでも荒れていました。

学校というワードがNG。

幼稚園時代にも、校門に少しだけ行くという時に、園長先生が突然来て教室に入れられそうになったこともあります。

そういうことの積み重ねがあり、不信感を持ったのだと思います。


学校関係の書類(宿題プリント等)を見るだけでも暴れていました。
いつか連れ戻されると不安だったのかもしれません。
結局、登校したのは、小1の6月まで(6日程度)。それ以降は完全不登校です。

「先生が話を聞いてくれない」

とよく言っていて、話を聞いてくれない大人が嫌いで不信感を持っていたのだと思います。

その後、Branchでやっと話を聞いてくれる大人に出会えました。

それでなんとか人を信じれるようになったのかな。

学校側とのやり取り

私と学校はあまり直接やり取りしていません。

1年生最初の5-6月だけ。

学校と電話しているのにHが気付くと暴れるので「こちらからかけます」と言っていました。

そういうこともあって、やり取りは私の母(Hくんの祖母)にお願いしていました。

学校から聞いた内容を母から私に伝言してもらう形です。

義理の父(Hくんの祖父)が、Hの学校が母校だったので「校長先生に会いに行く」と言い出して、校長先生と話したりもしていました。

なので、直接会ったのは1年生初期だけで、ほぼ任せています。

学校からもほぼ連絡はないですね。

給食費やPTAなども全部断りました。完全に断っている形です。

通級の先生とは、外で会ったり電話で話していたので、通級の先生がHの様子を小学校に伝えてくれていたみたいです。

通級先生とのちょうどいい距離感

お子さんの困りごとを解決するための情報をどのように取得していましたか?

医療機関でASDと診断(小1・6月)されてからは、同じようなお子さんのいる先輩ママ(学生時代の友人)に相談していました。

その友人から「こういう所もあるみたいだよ」とBranchを教えてもらったり、本田秀夫先生の講演動画が送られてきたりしました。

医療機関に関しては、最初は発達関係の仕事をしている知り合いが教えてくれました。



—–
その後、複数の医療機関でセカンドオピニオンを聞いています。
そちらの内容がBranchYouTubeにアップされていますので、ご興味ある方はこちらをご覧ください。

【セカンドオピニオン】発達障害のお子さんを持つ保護者さんにセカンドオピニオンについてインタビューしてみました
—–

お子さんの困りごとを相談する場所やコミュニティはありますか?

学校経由で通級(通学する学校とは別の学校内)に繋がり、小1の秋から今(小4)までお世話になっています。子供が通級に通わなくても、電話で通級の先生に相談できることが心強いです。 

また、児童精神科クリニックに月に1回通院。

子の外出が難しく、母子分離不安で母親も通院できない期間は、祖母に相談内容(メモ)を渡し代理で受診してもらっています。

相談できるようなコミュニティはBranch、夢中教室、不登校新聞です。

どんぐりでローマ字を書いたもの

お子さんが所属感を感じている居場所はありますか?

Branchさんと夢中教室さんです(オンラインのみ)。

夢中教室さんは、Branchの保護者さんから教えてもらいました。

所属先を得た後、お子さんはどのように変化しましたか?

スタッフの方やお子さんと交流する機会(オンライン)があり、好きなことを一緒にする楽しい時間が増えてくると、自信がついてきたように見えます。

最初の頃はわっきーさん(Branchスタッフ)と生物部で話していて、「感動したよ」と言ってくれたんです。
子どもの発言に対して感動してくれる人がいて、隣で聞いていて私も感動していました。

聞いてくれる/認めてくれる人がいて、外に出なくても、そういう場所があるというのが一番大きかったですね。

オンラインでも家でやることがないと「死にたい」って言う子なんです。

忙しくなりたい/暇していたくない。

オンラインでBranchさんにつながって「家でやることがある」「話を聞いてもらえる」というだけで「この子は幸せなんだ」と感じました。

友だちと外で走り回ったりしなくても、声を聞いてもらえるだけで良いのが分かった、これが一番大きい。

同じゲームでも、運動とかもあるけど、頭を動かすことが好きな子なんだな、と。

それで充実した毎日のようです。外に出なくても良い子なんですね。

Branchの年上の子と関わることがたくさんあって「こういう言い方をするといい」と発言を学んでいます。

例えば、Hが大好きなBranchにいるGくんという子は「僕はこうだと思うよ」という言い方をするんです。「○○して」みたいな命令でもなく、「みんなこう思ってる」と他の人を巻き込む言い方でもなくて、「自分はこう思ってる」という言い方ですね。

その言い方が良いと感じてるので、Hが私に「ママも『私はこうだと思うよ』って言って」と言うんです笑

実体験でこういう学びがあって、「そういう言い方をされる方が気持ちがいい」と教えてくれました。自己理解が進んでいるなぁと感じます。

そういうことがよくあります。

「ありがとう」もBranchのメンターさんに伝授されました。

とりあえず「ありがとう」と言うと良いよ、と。

マナーのようなもの。

最近も以前から仲良かったKくんという子と久々に遊んでいました。そうしたらKくんもすごく成長していて、前はお互い主張が強くてバチバチすることもあったけど、すごく大人になっていて穏やかでした。

「Kくん、僕に合わせてくれて優しいんだ。」

「5年生になったらああいう風になれるのかな?」と言っています。

1-2年生くらいだとまだ分かっていなかったけど、人との関わり方を理解している感じ…

そういう姿を見ていると私は安心しますね。

ゲームが大好きでいつもゲームしていますが、人と関わりながら遊ぶのが現代のゲームなので「相手の中にいる自分」をHが感じているんです。自分一人でゲームしていると難しいのですが。

なので「誰かと遊びたい」と言うのかな。

不登校や行き渋りがあり、今まさにお困りの保護者さんにメッセージ

不登校、行きしぶりのお子さんの保護者さまへ

1年生の不登校が始まった頃は、癇癪も頻繁で、私自身、不安で本や情報にしがみつき疲れ切っていました。

今は、子どもの気持ちを尊重することに気持ちを向けています。

この子は、今の学校が合わないだけ。みんなが行ってるから行くとは思えず、楽しい、安心できる場所だと自然と心と体が動き出すと思います。

合わない所に行かせようと頑張らせるより、合う場所を親子で探していくと決めたら、楽になりました。

学校以外にも学べる場所、ツールは増えてきていますよね。

選択肢を沢山用意しておくといいかなと思います。

あと、誰か一人でも相談相手がいると、全然違います。

私も最初は学生時代の友人が1人だけいました。

その友人からBranchを教えてもらったんです。

誰でもいいので、なんでも話せる人、分かってくれる人がいるといいですね。

子どもと2人だけだと煮詰まってしまうので。

今、相談できる人がいないって方は、少し勇気を出して知り合いの先輩ママや友人に話してみるのが第一歩として良いかなと思います。

昨年のサンタクロースへ宛てたもの。2022年唯一の手書き文。

発達障害や不登校の子の「友だちができる。安心できる居場所」とは?

Branchでも1つの解決策として、不登校・発達障害があるお子さま向けの「学校外で友だちができる」オンラインフリースクールを運営していて、以下のような特徴があります。

  1. 「発達障害」や「不登校」で悩まれている保護者の方達がなんでも自由に悩みや困りごとを相談できる安心できるコミュニティや、家族以外の人との関わりが減ってしまった不登校のお子さま達が自分の「好きなこと」をきっかけに安心できる居場所や、友だちができるようなサービス。
  2. NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もあり、サービス継続率は約95%以上。
  3. 小学校低学年のお子さまはもちろん、どんな子でも楽しく参加できるようにスタッフがお子さま一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底。

もっと詳しく知りたい 》

Branchオンラインフリースクールは1ヶ月無料体験ができるので、ご利用を迷われている方は一度お気軽に無料面談予約をお申し込みください。

「学校外で友だちができる」Branchオンラインフリースクール

その他のインタビューはこちら。
【学年別】不登校のきっかけと対応、利用した支援やその後の変化 – 当事者・保護者インタビュー記事まとめ

【Branch公式LINE】役立つ子育て情報を配信中!

不登校・発達障害がある子向け

Branchコミュニティ

Branchで解決できること

 研修を受け、発達障害の特性にも理解があるスタッフが献身的にサポート

 自分の「好き」から 遊べるイベントが盛り沢山

 特性に沿ったお子さまのサポート方法をスタッフが一緒に考案します

よかったらシェアお願いします!

ライター/著者プロフイール

中里 祐次のアバター 中里 祐次 代表取締役

Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


目次