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【小学3年生男の子の不登校】繊細・集団が苦手で周囲に敏感な子が直面する「友達関係の孤立」とオンラインでの居場所

こんにちは。不登校や発達障害のお子さんと保護者さんのための居場所、Branchです。

毎日頑張っているお子さんと、それを支える保護者さん。お子さんが学校でのつまずきや、友達関係の難しさに直面し、「このままでいいのかな…」という不安に心が休まる暇がないのではないでしょうか。特に、周囲の顔色や機嫌に敏感な「繊細な子」の場合、集団生活への適応に多大なエネルギーを使い果たしてしまい、家でしか安心できない状況に陥ることもあります。

今回、面談でお話を伺った小学3年生のユウタくん(仮名)と、お母様のサキさん(仮名)も、登校しぶりから不登校となり、友達との約束が難しくなったという課題に直面していました。本記事では、ユウタくんが学校で抱えた困難、友達関係の変化、そして「好きなこと」を通じたオンラインの居場所を見つけるまでの道のりをご紹介します。サキさんのように、学校以外の居場所やお友達とのつながりを模索する保護者の方へ、共感とヒントをお届けできれば幸いです。

目次

1.登校しぶりから不登校へ—小学3年生・ユウタくんが学校で抱えた困難

ユウタくんは小学2年生の後半から登校しぶりを見せ始め、小学3年生になってからはほとんど学校に通えていません。夏休み前は行ったり行かなかったりでしたが、夏休み明けは2日のみの登校となっています。

1-1. 原因は、周りの顔色に敏感な「繊細さん」ゆえの疲弊

ユウタくんは、ご相談内容にあるように、「繊細さんなため周囲の人の顔色や機嫌にも敏感」という特性を持っています。この特性が、集団生活でのストレスを増幅させていたと考えられます。

集団活動への苦手意識:「集団での活動(自由に出来ないこと)」や「苦手なことをやること(漢字の練習や急かされること)」を嫌がります。周りに気を遣うあまり、集団の中で自由に行動できないことに大きなストレスを感じていたようです。

先生への不満:不登校の経緯として、小2の担任の先生(独身で正義感強いタイプ)への不満を話していました。「自分は悪くないのに怒られる。」「間違えても謝らない。」といった不満から、先生との関係性に難しさを感じ、行き渋りが激しくなりました。

友達との小さな摩擦:クラスに「遊ぶのやめる」とすぐ言うタイプの子がいるなど、感情的な子への対応が難しく、「ちっちゃなトラブルはあるけど」、その対応に疲弊し、集団が苦手な様子が見られました。

1-2. 不登校を経験した姉の存在と「家は安心」の環境

ユウタくんの姉(中1)も小4から不登校を経験しており、3年ほど経っている状況です。

家庭内の理解:お姉様の経験から、サキさんは「学校行くのがゴールじゃない」と考え、「本人がいれる場所にいれて、好きな事が変わったとしても、好きな事ができる環境に身をおいてあげたい」という柔軟な姿勢を持っています。

家での安心感:現在、ユウタくんにとって「家は安心している」場所です。しかし、在宅で仕事をしているサキさんは、本人からの「遊んで」という希望に常には応えられず、時間帯によっては話を聞いてほしいというニーズが、姉達に話を取られてしまうという課題もありました。

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2.不登校が長期化する中で直面した「友達関係の孤立」という課題

ユウタくんは、小2後半の登校しぶり後も「友達と放課後には意欲的に遊んでいました」。しかし、不登校期間が長くなるにつれて、友達との関わり方が変化してきました。


2-1. 親の介入が必要になり、友達との約束が遠のく

友達との約束の難しさ:以前は放課後、学校に行かない日も遊べていましたが、最近は「親が介入しないと友達と遊ぶ約束が出来ず」、「1人でYouTubeやゲームの時間が長くなっています」。

「断られる」経験の重なり:友達とのスケジュールが合わない、断られることが重なったことで、ユウタくん自身も「学校で合ってる子の方が遊びやすいのかもしれない。」と周りの状況を気にし、「放課後は遊ぶのね・・」と言っているかもと、サキさんも気にしていました。

2-2. 友達との関係性を求める強い気持ち

ユウタくんには、友達とつながりたいという強いニーズがあります。

優しさの表れ:過去には、お友達にサンドイッチを作って届けたことがあり、「何かをしてあげたい」という気持ちと、「気心のしれた友達がいたらいいな」という切実な願いを持っています。

友達を広げたい意欲:「友達との関係性も求めている。」「今までの生活リズムはキープしつつ、友達を広げていきたい。」という本人のニーズがあります。

3.「好きなこと」をエネルギーに—オンラインでの居場所と意欲の開花

サキさんがBranchに期待したのは、「オンライン上で好きなことを友達とできる機会」でした。この期待は、ユウタくんの「好きなことにはどはまりする」という特性と合致しています。

3-1. 好きなことへの熱中とオンラインでの交流

強い関心と習い事:ユウタくんは、工作、料理、マイクラ、Youtubeが好きで、特に工作は「即興工作っていうYouTubeで子どもでもできる工作を見て。本見ながら。」と、好きなことへの熱中度が非常に高いです。また、「夢中教室」では、話を聞いてくれるお兄さん的存在に満足しています。

ゲームへの没頭と意欲:現在はフォートナイトにハマっており、「フォートナイトで世界一になりたい」と公言するほどの熱意を持っています。負けた時には「ゲームでの、悔しさから来る、大声あげたり、チーターに「ふざけんなー」「てめー」とか。」と癇癪を起こすこともありますが、これは「強くなりたい気持ちが強い」ことの裏返しとサキさんは捉えています。

オンラインの居場所の認識:Branchに参加し、「あ、同じような境遇の人がけっこういるんだね」と、自身が孤立していないことを言葉にし、「心の支えにしている」と認識しています。お姉様の不登校の経験からも、「外部のそういう場をつくろうって。すごくよかった。」と、オンラインでの居場所の重要性を感じています。

3-2. 環境の変化と今後の期待


引っ越しと個室:近々引っ越しが決まり、ユウタくんに個室ができる予定です。ただし、「リビングの横の和室。完全な個室だけど、横に開く扉。孤立しないように。」と、家族の存在を感じられる環境を意識しています。

リアルな交流への意欲:Branchを通じて知り合った友達とのリアルな交流(オフ会)へのニーズも高まっています。今週、大阪へ旅行に行き、Branchで知り合った友達に会うかもしれないなど、自発的に行動範囲を広げようとする意欲が見られます。

学習への意欲:「The勉強はしていない」ものの、PCを使う中で「アルファベット読めないと」なって読み始めるなど、「必要になってやってる」という形で自発的な学びにつながっています。

まとめ


ユウタくんとサキさんの面談を通じて、小学3年生の繊細な子が、学校という集団生活の中で知らず知らずのうちに疲弊し、登校しぶりから不登校へと至る過程が明らかになりました。特に、友達との約束が難しくなり、孤立しがちになるという課題は、不登校のお子さんが直面しやすい現実です。

しかし、ユウタくんは工作やフォートナイトといった「好きなこと」への強い意欲を持っており、家族はそれを最大限サポートしています。そして、Branchのようなオンラインでの居場所を見つけたことで、「同じ境遇の人がいる」という安心感と、「好きなこと」を通じた新しい友達とのつながりを得ることができました。

サキさんがおっしゃるように、「学校に行くことがゴールじゃない」からこそ、お子さんの「今」の意欲や「居場所が欲しい」というニーズを肯定し、オンライン・オフラインの両方で安心できるコミュニティを見つけることが、次の一歩につながります。Branchは、これからもユウタくんのように、好きなことを通じて未来の可能性を広げたいお子さんとご家族をサポートしてまいります。

※この記事に登場するお子様と保護者様の氏名は、プライバシー保護のため、面談内容に記載されている本名とは異なる偽名を使用しています。

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この記事を書いているBranchは、不登校・発達障害のお子さま向けのオンラインサービス「Branch home+」を運営しており、以下の特徴があります。

  1. 子どもが安心できるメンターと、1対1で好きなことを好きなだけ楽しむ「好きなことプログラム」
  2. オンラインツールをつかった、学校外で友だちができるコミュニティサービス「好きなことコミュニティ」
  3. NHKや日テレなど多くのメディアにも紹介され、本田秀夫先生との対談や、厚生労働省のイベントの登壇実績もある。

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ライター/著者プロフイール

中里 祐次のアバター 中里 祐次 代表取締役

Branch代表。早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の役員など約7年勤めた後にサイバーエージェントから投資を受ける形で独立。自分の子どもがレゴが好きで、東大レゴ部の方に会いに行った時に目をキラキラさせていたのを見てこのサービスを思いつきました。好きなことは、漫画やアニメを見ること、音楽を聞くこと、サウナ、トレイルランニング、かなり多趣味です。Branchの子どもたちに鍛えられて子どもが好きな遊びはたいていできるようになりました。

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


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㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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