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不登校でも高校受験はできる?内申点・出席日数の不安と、親ができる高校選び【体験談】

不登校でも高校受験はできる?内申点・出席日数の不安と、親ができる高校選び【体験談】

こんにちは。不登校や発達障害のお子さんのオンラインの居場所、Branchの中里です。

中学生のお子さんが学校に行けていない。
このまま高校受験はできるのか。内申点や出席日数はどうなるのか。
中学2年、3年になると、この心配が一気に大きくなる保護者さんが多いです。

先に答えを書くと、Branchの保護者さんの経験から言えるのは、この3つです。

  • 学校に行けていなくても、進める高校はあります。全日制・定時制(昼間の定時制もあります)・通信制があり、学力試験ではなく面接や作文で選ぶ学校もあります
  • 内申点(調査書の評定)や出席日数をどう見るかは、都道府県や高校によって違います。お住まいの都道府県の入試の要項と、受けたい高校の説明会の個別相談で、早めに確かめてください
  • 親ができるのは、情報を集めておくこと。勉強の管理を始めたり、親の不安をお子さんにぶつけたりすると、受験も家の中もうまくいかなくなりがちです

この記事では、Branchのポッドキャスト「おはようラジオ」で、不登校のお子さんの高校受験を経験した保護者さんたちが話してくれたことをまとめました。

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目次

不登校だと、内申点や出席日数はどうなる?

高校受験で中学校から高校に出す書類を「調査書」といいます。いわゆる内申点(9教科の評定)は、ここに書かれます。

おはようラジオで、息子さんが中学時代ずっと不登校だった保護者さんが、そのときのことを話してくれました。

  • 中3の2学期ごろ、学校から「調査書に載せてほしいことはありますか」という簡単なアンケートが来た。英検や、学校の外での活動なども書いてもらえる
  • その後、高校に出す調査書の写しを受け取った。学校に行っていなかったので、評定の欄は通知表と同じく斜線だった
  • 出席日数の欄は、その地域ではもうなくなっていた
  • 通信制高校を受けたときは、高校が指定した書式の書類を中学校の先生が書いて、学校どうしで直接やり取りしてくれた。評定が斜線でも、どんな3年間を過ごしたかは先生が伝えてくれていた

その保護者さんの結論は、「調査書が斜線だから受けられる学校がない、なんてことはまずない」でした。

ただ、調査書に何を書くか、どの学年の評定を合否に使うか、出席日数を見るかは、地域や学校によって違います。
たとえば三重県は、令和9年度の県立高校の入試から、調査書の「欠席日数」「欠席理由」などの欄をなくすと発表しています(三重県教育委員会、2026年11月4日に確認)。

お住まいの地域の公立高校は、都道府県の教育委員会が出している入試の要項(実施要綱)に書かれています。私立高校や通信制高校は、学校ごとに違うので、説明会や個別相談で聞くのがいちばん確かです。

▶ 【おはようラジオ#327】【不登校の内申点】不登校でも行ける高校/学校選びについて

不登校でも行ける高校には、どんな種類がある?

種類どんな学校か確かめておきたいこと
全日制毎日通う、いちばん多い形不登校の生徒を受け入れているか。通えなくなったときの配慮や支援
定時制1日の授業時間が短い。夜だけでなく、昼間に通う定時制もある通う時間帯。朝が苦手なお子さんには昼からの学校が合うこともある
通信制自宅での学習と、決まった日のスクーリングで単位を取る通う日数、単位の取り方、学び直しのサポートがあるか

ラジオで保護者さんが話していたのは、「全日制も諦めなくていい」ということでした。
不登校だった生徒を受け入れている全日制の高校もあります。学校説明会のあとの個別相談で、登校のことや、特性への配慮を直接聞いてみてください。

入試のやり方も、学校によってかなり違います。
評定や出席日数、学力試験を合否に使わず、面接や作文、オープンスクールでの様子を見て決める学校もあります。

高校はどう選んだ?保護者さんの体験

おはようラジオで、もう一人の保護者さんが、中学時代に不登校だったお子さんの高校選びを話してくれました。

  • お医者さんからは、昼間の定時制を勧められた。最終的に本人が選んだのは通信制高校だった
  • まず親だけで、いくつもの高校が集まる合同説明会に何度か行った。小学生のお子さんと来ている家族もいて、中学校の年代の居場所の情報ももらえた
  • 親が見せたい学校を3つほどに絞ってから、本人と見学に行った。本人を連れて行くと、本人も親も緊張するので
  • 最後は、実際に行って先生と話した学校を、本人が決めた

勉強をまったくしていなかったので、学力のことはずっと不安だったそうです。
その学校の試験は作文で、字を書くのも久しぶり。シャープペンシルは、合格したあとに買いに行った、と笑って話していました。

学力で線を引くのではなく、面談で本人と話して、一人ひとりを見てくれている感じがした、とも話していました。
勉強が追いついていないことが心配なら、「まったく勉強できていないのですが、入ってからフォローはありますか」と、説明会で聞いてみてください。

進路の話は、いつ、どう切り出す?

親が先に調べていても、それをお子さんにどう伝えるかは難しいところです。
「進路どうするの」と親が気にしていると分かると、それだけでお子さんの負担になります。

上の保護者さんの家では、中3の夏ごろの三者面談がきっかけでした。
面談で進路の希望を聞かれて、お子さん自身が「高校生にはなりたいけど、何もやってない、どうしよう」と考え始めた。
そのタイミングで「実は私も少し調べてたの。いくつか見てるから、希望があったら教えてね」と伝えたそうです。

別の保護者さんも、「本人が行きたいところを教えてくれるまで、かなり待たないといけない」と話していました。
思春期の真ん中なので、口を出しすぎて親子の関係がこじれるのがいちばん怖い。
それまでに親ができるのは、お子さんの特性や今の状況に合いそうな学校を、いくつか探しておくことだと思います。

▶ 【おはようラジオ#531】不登校の子の高校進学について

「受験に間に合わない」と言われたら?

不登校の保護者さんのオンラインの集まりで、こんな相談がありました。
専門家に「温かく見守ってください」と言われて見守ってきたけれど、受験が近づいて、担任の先生に「間に合わないのでは」と言われた。絶望的な気持ちになった、と。

おはようラジオでこの話をしたとき、私が思ったのは、間に合う可能性は十分ある、ということでした。
ただ、ここで親が慌てて、1日何時間と勉強の予定を組み、それを親が管理し始めると、受験もうまくいかないし、家の中の空気も悪くなります。

  • 親の不安は、お子さん以外にぶつける。不安になるのは当たり前です。同じ経験をした保護者さんや、祖父母など、話せる相手に話してください
  • お子さんの「受けたい」という気持ちを信じる。「手伝えることがあったら言ってね」くらいの距離で
  • 何が足りないかの整理を手伝う。志望校が決まっているなら、その学校に入るために何が必要かは、はっきりします。勉強の予定はお子さんに任せて、親は情報を集めて整理する

パーソナリティの保護者さんは、こうも話していました。
評定は、あとからどうにもできない部分です。どの学年の評定を使うかは地域や学校で違うので、公立なら中3の保護者会、私立なら学校の説明会で確かめておく。
そして、評定や学力を使わない入試の学校もある、と知っておくだけでも、気持ちが少し違います。

どの高校を出ても、高校卒業の資格は同じです。
高校をゴールにせず、その先にやりたいことから考えてもいい。最近になって、そう思えるようになった、と話していました。

▶ 【おはようラジオ#319】見守ってくださいと言われ見守っていたが、高校受験に間に合わなさそう

まとめ

学校に行けていなくても、高校受験はできます。進める高校もあります。
ただ、内申点や出席日数の扱い、入試のやり方は、地域や学校によって違います。親が先に調べておくと、お子さんが動き出したときに一緒に考えられます。

一人で調べていると、どうしても不安が大きくなります。
同じように高校を選んできた保護者さんの話を聞くだけでも、少し落ち着くことがあります。

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ライター/著者プロフイール

中里 祐次のアバター 中里 祐次 代表取締役

Branch代表
不登校や発達障害のある子ども・保護者向けコミュニティ「Branch」を運営。これまで1,000家庭以上の相談や面談に関わる中で、「学校に行くかどうか」ではなく、「その子が安心して好きなことを育めるか」を大切にしてきました。

子どもたちとの関わりの中で、毎日のように学ばせてもらっています。漫画、アニメ、音楽、自然、登山などかなり多趣味。最近はPodcastで子育てや不登校について考えたことも話しています。

会社概要

Company

社名

株式会社WOODY


代表取締役

中里祐次


設立

2013年11月11日


所在地

〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 Sodacco 2T02


株主

㈱サイバーエージェント、㈱ウィザス、ANRI、レジェンドパートナーズ、笠原健治氏、乙武洋匡氏、佐藤裕介氏、古川健介氏、中里、その他エンジェル投資家


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