
児童精神科専門医として診療をしているとまず直面する事は、初診・再診の待機時間が基本的に長く「発達障がい」を囲む医療アクセスは地域差が非常に大きい事です。「誰に相談したらいいんだろう」「なかなか予約が取れないうちに新しい問題が次々と起こってくる」「薬物治療を受けているけど、いつまで飲まないといけないのだろうか、本当に必要なのだろうか」など当事者を取り巻く環境には不安が数多くあると思います。また「発達障がい」の当事者は興味・関心が限局している場合も多く、子どもたちの“好きなもの”を発見し開拓していく事を教育現場・医療現場は不得意と感じる場面もあるでしょう。「こういう事はあの人が詳しいよ」という個人の提案を超え、「発達障がい」児(者)もしくはご家族が主体的に様々なスキルを持った方と繋がる事が出来る新しいサービスとして共感しました。悩みを言語化し一定の解決点に到達するだけでなく、子ども・親御さんたちがより自己肯定感を持って生活出来るよう”好きなもの”を見つけるお手伝いがBranchを介して出来るのは新しい社会インフラの形と感じ、協力を決めました。
1.行っている活動
・乳幼児期~成人期までの発達障害支援・相談(外来・訪問診療)
・ペアレント・トレーニング
・障害年金・精神障害者保健福祉手帳・身体障害者手帳(肢体不自由)・自立支援医療の診断書作成
・発達障害に対する薬物治療・環境調整
などを業務としてやっております。
2.得意なこと
・褒める時にたくさん褒める
・アウトドア、キャンプ
Branchでの関わりは“診察”ではありませんので出来ない事もあるかもしれませんが、学校や進路のこと・心理検査のこと・投薬のこと・年金のこと・こだわりなど…これってどう考えたらいいのだろうか一緒に悩んだり考えたりする事は出来ると思います。親御さん・子供たちが少しでも笑顔で過ごす事が出来るよう、気兼ねなく相談していただければ嬉しいです。