私は、「多くの人に科学の面白さを伝えたい」をスローガンとし各地の小中学校や科学館などで実験教室・サイエンスショーを行う東京大学のサークルで、2年あまり活動してきました。その中で、科学の不思議に触れた子どもたちが目を輝かせる姿を目の当たりにし、伝えることの面白さを感じてきました。また、もともと教育に関心があったこともあり、教員免許の取得を考えています。今回、Branchの目指す方向性や事業の内容を伺う中で、私はかつての自分を思い出していました。2歳になったころにはよく喋るようになっていた私は、ひたすら数字を唱え続けたり、世界の国旗一覧表を眺め続けたりして楽しんでいました。（まあ、ガオレンジャーなども見ていましたが。）かなり周囲の大人たちを困らせた、「変わった」子どもだったと思います。そしてあの時期に、理解してくれる大人がいたことは私にとって大きかったのだろう、と今では感じています。状況は人それぞれであるとは思いますが、すべてのお子様が自分で未来を切り拓いていく力と自信を身につけるために、身近で見守る年長者の存在がその一助になるのであれば、ぜひその役割を担わせていただきたいと考えました。

科学実験、地図、鉄道、ピアノ、書道、（宇宙 ）

サークルの活動で多くの方々に科学実験をお見せする中で、基礎科学以外の分野でも、対話と体験に基づいてその分野の楽しさや奥深さを伝える「コミュニケーション」活動は必要であることと、すでに特定の分野に強い興味をお持ちのお子様には、その興味を伸ばしていくために一人ひとりに合った内容をご提供することが必要であることを感じてきました。ご不安な点もあると思いますが、小さい頃の自分の感覚も踏まえながら、ご家族の皆様とともにお子様が得意なこと、好きなことを突き詰めるお手伝いをさせていただきたいと考えております。よろしくお願い致します。